サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
株式会社橘機工
| 事業者名 | 株式会社橘機工 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 五戸町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1983年 |
当社は2011年に航空機事業への取り組みを始め、翌2012年に航空機製造に必要な機械・検査設備を導入して参入した。2013年には国内唯一の航空機参入成功事例と言われるJAPAN AERO NETWORKの一員として認められ、売り上げを順調に伸ばしてきた。主に他社が担当できない旋盤加工品や超薄物部品を手掛けており、この類の製品は欧米からの調達に問題が多いため、TIER1の川下メーカーからの安定した受注が見込まれる。
抱えていた課題
やったこと
IoTを駆使した新生産管理システム(カスタマイズしたPROCESS SUPPORT SOFTWARE WARE)を導入した。既存の機械加工機8台と、新規導入したツールプリセッター、CNC形状測定機、CNC三次元測定機を接続し、モニター・フィードバックが可能な独自のIoTシステム「Tachibana IOT」を構築した。これにより切れ目のない生産による稼働率の向上を図った。
| ソフト | PROCESS SUPPORT SOFTWARE WARE |
|---|---|
| 検査測定 | ツールプリセッター |
| 検査測定 | CNC輪郭形状測定機 |
| 検査測定 | CNC三次元測定機 |
独自のIoTシステム「Tachibana IOT」を構築できた。製品待ち時間の削減、緊急品への対応の容易化、工数実績集計時間の削減、メンテナンス情報の管理の簡略化、CAD/CAMプログラムの精度向上、リスケジュールの容易化、分析データからの最適コスト検索による見積内容の精度向上が実現可能となった。今後はこの生産システムを案件全体に展開し、売上高の増大につなげる計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
航空機参入(2012年)から順調に売上を伸ばし、IoT生産システムへ発展させた経緯が書かれているが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
欧米からの調達問題があり、旋盤加工品や超薄物部品を手掛けることで川下メーカーからの安定受注が見込まれると、外部環境と強みが具体的に書かれている。
稼働率向上や省人化の課題を示し、生産コスト20%削減という数値目標とIoT生産システムの導入による対策が明確に書かれている。
生産コスト20%削減という具体的な目標値が示されているが、付加価値額や賃上げの目標ではなく、達成の裏付けは限定的である。
従業員30名、資本金1,000万円、機械加工設備が示されるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の記述は薄い。
欧米の川下企業をターゲットとし、TIER1からの安定受注や差別化による選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後の展望としてスマートファクトリー化へ向けた追加投資計画が示されるが、中長期の遂行スケジュールは具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
超薄物部品や旋盤加工品など他社が担当できない製品を手掛けると書かれているが、高水準の高価格化の数値などは示されていない。
航空機産業の成長性に触れているが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は明示されていない。
生産コスト20%削減の目標が示され費用対効果を想起させるが、補助金投入額との比較は書かれていない。
IoTを駆使した全体最適生産システムと機械を接続する独自のIoTシステム構築が具体的に書かれ、デジタル技術活用が明確である。
航空機産業は成長産業と言われていると記載があるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
青森県五戸町の所在地は示されるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
成果により差別化が図られるため、今後は欧米の川下企業をターゲットとするほか、Tachibana IOTを基幹システムとしたスマートファクトリー化に向け、更なる追加投資を計画中である。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。