ティーバッグ充填包装機導入による桑製品加工の新たな展開
桑の外注加工部分を自社で行うため、ティーバッグ充填包装機を導入した。
第一酒造株式会社
| 事業者名 | 第一酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 佐野市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1673年 |
当蔵は約340年の歴史を持つ日本酒の蔵元である。近年、海外への日本酒輸出は数量・金額ともに右肩上がりで成長しており、訪日外国人観光客数も著しく伸びている。一方で、地域色や産地による差別化は外国人に伝わりにくいのが現状である。
抱えていた課題
やったこと
麹(酵素)の力による糖化で甘みを増した生にごり酒の製造を目指した。全国の酒蔵のうち遠心分離による上槽を導入しているのは10社程度しかなく、その技術を活かした。拠心分離により上槽した原酒のにごった部分のみを回収し、加熱殺菌を行わないことで、酵母が働かず炭酸ガスを発生させない無濾過の生にごり酒を製造した。さらに製造した日本酒を冷蔵で瓶内熟成させ、米由来の酵素による糖化を瓶内で行った。品質安定のためベーンポンプ、冷水器、アルコール測定システムを導入し、製造工程中の酵母混入を避け温度管理を可能にした。
新しい製品・サービス:米由来の甘みを活かした生にごり酒
新しい設備により製造工程中の酵母混入が避けられ、温度管理が図れたことで、安定した品質の製造が可能になった。すっきりとした米の甘みと華やかな香り、白くにごっていても固形分を感じさせない清涼感が特徴の商品となり、品質の差別化が実現した。甘みはすべて米由来で砂糖等を使わないため、無添加食品を求める消費者のニーズに合致する。糖分やカロリーを抑えられる点も、健康面での他のアルコール飲料との差別化につながると考えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
設立1673年の蔵で約340年の歴史があり、遠心分離上槽など既存技術を活かした新製法に取り組んでおり、過去の取組との一貫性が読み取れる。
全国の酒蔵の約1割(10社程度)しか導入していない遠心分離上槽を活かし、どの蔵元も実現していない生にごり酒の製造を目指す点で競争優位性が明確。
海外での差別化要望の高まりという課題を認識し、品質の差別化で応える計画となっている。
公開情報では判断できません。
ベーンポンプ、冷水器、アルコール測定システムの導入で品質管理体制を整える計画が示されている。
ユーザーを既存日本酒にない味を求める愛飲家や食の安心・安全を意識する愛飲家と定義し、砂糖不使用・低糖質という選ばれる理由も整理されている。
新設備導入と瓶内熟成の工程は述べられているが、スケジュールや課題解決の方法は記載が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
砂糖を使わず麹の酵素で糖化させる生にごり酒は、日本中の蔵元が実現していない新しい製法で、同分野で高付加価値化を図っている。
訪日外国人増加や日本酒輸出拡大に触れるが、経済波及効果や雇用創出の記述は弱い。
公開情報では判断できません。
新技術による新商品の開発は述べられているが、地域やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
海外輸出や訪日客向け販売という成長市場への進出は触れられているが、構造転換への言及は乏しい。
地元の風土が醸す地酒の味わいを大切にすると述べ、地域特性を活かした製品づくりを志向している。
桑の外注加工部分を自社で行うため、ティーバッグ充填包装機を導入した。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分