ものづくり補助金平成27年度製造業宮崎県

茶自動包装能力倍増化による生産・販売能力強化事業

株式会社井ヶ田製茶北郷茶園

成果1日の生産可能数量 4,000個→8,000個

この事例のポイント

  • 既存の充填機の能力が足りず、受注機会を逃していた。
  • 大量注文に対応するため、1日4,000個の生産が可能な新たな充填機を1台導入した。
  • 1日の生産可能数量 4,000個→8,000個。新たな充填機の導入により、1日の生産可能数量が倍増した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社井ヶ田製茶北郷茶園
所在地宮崎県
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野製造環境
従業員数18人
資本金1,000万円
設立1967年

事業の背景

九州のお茶に対するニーズが高まるのに伴い、販売量を伸ばしてきた。主な販売先は関東一円の量販店で、チェーン店などからの大量注文をいただくこともあった。さらなる売上増を目指していたが、既存設備では対応が難しかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力既存の充填機の能力が足りず、受注機会を逃していた。
  • 生産能力1日に製造できるのはせいぜい4千個で、一度に1万個近い大量注文があると数日間その対応に集中せざるを得ず、他の商品が欠品する恐れがあった。
  • 新製品・新技術生産能力の低さがネックとなり、販路拡大のための販促強化を進めたくてもできなかった。

やったこと

大量注文に対応するため、1日4,000個の生産が可能な新たな充填機を1台導入した。これまでの充填機では充填が不可能だった形状の袋にも対応できるようになった。同時にオートチェッカーを導入し、設定内容量と実内容量の差を瞬時に計量できるようにした。既存の2台は小ロット商品の生産に活用している。

加工機充填機
検査測定オートチェッカー

事業の効果

  • 1日の生産可能数量 4,000個→8,000個

新たな充填機の導入により、1日の生産可能数量が倍増した。これにより1度に1万個近い大量注文にも対応できるようになった。生産能力に余裕が生まれ、積極的な営業展開や販促強化が可能になり、新規顧客の獲得と新商品の提案にもつながった。形状の袋への充填が可能になったことで、商品の幅も広がった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    過去から販売量を伸ばしてきたことや、売上増を目指して販促を強化したい意向が書かれているが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    関東一円の量販店への販売や九州のお茶へのニーズに触れる一方、生産能力の低さがネックだったと外部環境と自社の弱みが読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    既存設備の能力不足で受注機会を逃していた課題が示され、新充填機で生産量が倍増し新商品提案につながったと記載されている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産量が倍増し1日4,000個に対応と数字で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    小ロット商品に既存の2台が活躍しているとあるが、人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    関東一円の量販店への販売、九州のお茶へのニーズ、形状の袋への対応による新商品提案など、顧客と選ばれる理由が読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    今後の展望という見出しはあるが、具体的な遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は公開文からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    お茶は一般的な分野で、形状の袋への充填対応による新商品提案はあるが、高付加価値化や高価格化を示す記述は乏しい。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地域の経済波及や雇用創出など、国が補助する積極的な理由は事例文からは明確に読み取れません。

  • 費用対効果2

    充填機導入で生産量が倍増したと示されるが、補助金額や費用に対する付加価値増の記述はない。

  • イノベーションへの貢献1

    充填機やオートチェッカーの導入はあるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルへの言及は見当たらない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは、市場成長分野への進出や日本経済の構造転換に関する記述は読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    九州のお茶を関東の量販店で販売する点に地域性は見えるが、地域の雇用創出や経済成長の牽引は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。