ものづくり補助金平成26年度製造業鳥取県

鳥取県の契約農家が栽培した薬草を活用した健康茶の販路拡大事業

株式会社ゼンヤクノー

成果異物除去可能量は約2倍以上に向上

この事例のポイント

  • 安全・安心な商品を提供するという消費者への信用維持が最大の課題となっている。
  • 製造工程に「X線異物探知装置」を生産ラインに導入し、不適合数の改善を検証した。
  • 異物除去可能量は約2倍以上に向上。薬草の異物除去工程が機械化され効率が向上し、異物除去可能量は約2倍以上に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ゼンヤクノー
所在地鳥取県 鳥取市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野製造環境
従業員数25人
資本金1.4億円
設立1947年

事業の背景

当社は健康茶製造40年以上の実績から原料加工技術を持つ。原料は主に鳥取県内の農家や農業法人グループと契約して購入しており、製品は健康茶(はとむぎ茶、たんぼぼコーヒー、はま茶等)で、販売先は全国の大手量販店・百貨店・生協・お茶小売専門店・通販事業者、一部海外など幅広い。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度安全・安心な商品を提供するという消費者への信用維持が最大の課題となっている。
  • 人手・技能契約農家から購入した薬草の異物除去工程が不十分なため、人手をかけて目視選別を実施しなければならない。
  • 生産能力契約農家の薬草の収穫量を増やしたいが、異物除去工程の生産性の低さがネックとなっている。

やったこと

製造工程に「X線異物探知装置」を生産ラインに導入し、不適合数の改善を検証した。使用する薬草の特性(加工状況)や配合バランスに応じて、X線異物探知装置の設定を微調整して検証した。金属検出機では検出できないガラス、石、貝、ひも等の異物を検査できるようにした。導入の結果、ライン別の不適合数は改善数で、例えばラインでは設置前112個が設置後67個となり45個改善した。

事業の効果

  • 異物除去可能量は約2倍以上に向上
  • 販売可能量が約2倍以上見込まれた
  • 不適合数(ライン2) 112個→67個

薬草の異物除去工程が機械化され効率が向上し、異物除去可能量は約2倍以上に向上した。製造部門の生産性が大きく改善され、販売可能量も約2倍以上の見込みとなった。最終消費者に対して商品の安全性をアピールできるようになり、ISO22000の第三者認証工場としての取組が取引先に認知され信用度が高まった。契約農家に対しては検査作業が省力化され、作付面積の拡大を依頼できるようになった。

今後の展望

健康茶製造40年以上の実績と信用を持つ企業が、異物混入の検査機器を導入して安全・安心の生産体制を確立し、販路拡大に役立っている。契約農家の検査作業の省力化にも貢献し、生産量拡大支援を通じて地域連携、信用拡大、販路開拓を目指す事業となっている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。