回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社エー・ディー・ピー
| 事業者名 | 株式会社エー・ディー・ピー |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 墨田区 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1975年 |
1975年創業の印刷会社で、同人誌・印刷名刺・建築図面の複写や製本などの紙印刷に加え、Tシャツプリントを扱っている。近年はTシャツプリントの業績が好調で、主に高校などから注文を受けている。市販の既製品では総柄プリントのTシャツが増え、顧客から綿の総柄Tシャツの問い合わせも増えていた。オーダーメイドで綿の総柄Tシャツを扱う競合は少なく、ニッチな市場の取り込みが期待できる状況だった。
抱えていた課題
やったこと
綿のTシャツにプリントできる株式会社島精機製作所の大型インクジェットプリンタ「SIP-160F3」を導入した。最大プリントエリアは1.6×2.4mで、1枚ずつ生地を敷いて印刷するフラットベッド方式では国内最大級の設備である。プリント解像度は600dpi、プリント速度は40㎡/hで、位置測定は機械自体が行う。デザイナーがイラストレーターのデータをプリンタ付属のソフトウエアに転送し、オペレーターが呼び出してセットすれば、あとはプリンタが仕上げる。綿素材は乾燥に時間がかかり従来の乾燥機ではパワーが不足したため、乾燥機も新規に購入し、印刷設備の導入に伴い事業所を移転した。
| 加工機 | SIP-160F3(大型インクジェットプリンタ) |
|---|---|
| ソフト | プリンタ付属のデザインソフトウエア |
| その他 | 乾燥機 |
新しい製品・サービス:綿生地の総柄Tシャツ
毎時約25着のTシャツをプリントできるようになり、生産力が大きく高まった。版を作る必要がないためシルクスクリーンより低コストで、全面グラデーションやアニメキャラクターの忠実な再現など、これまでにない表現が可能になった。綿の総柄Tシャツの増産ニーズに応えて受注が広がり、収益安定の基盤を築いた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来からのTシャツプリント事業と高校などの注文実績を踏まえた導入で、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
綿の総柄Tシャツは競合が少なく差別化できると記載され、既存の職人技術とプリント技術を融合する強みも具体的に示されている。
価格競争の激化という課題と、増産ニーズへの対応による収益安定化は書かれているが、数値目標や成長への道筋は薄い。
毎時約25着のプリント能力は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。
職人の後継者不足と近隣縫製業者の増加が急務と記載され、体制面の確保状況はうかがえる程度にとどまる。
総柄プリントや全面グラデーションの表現力、高校やクラブチームからの受注という顧客とニーズが具体的に書かれている。
補助事業終了後に生地プリントから裁断・縫製までを自社と外注で行う方針が示されているが、スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
綿の総柄Tシャツはシルクスクリーンでは難しい表現とされ、競合が少ないニッチ市場とされている点で高付加価値化がうかがえる。
「メイド・イン・東京」のブランド化や近隣縫製業者との連携が触れられているが、国が補助する波及効果は具体的に書かれていない。
低コストで版が不要という説明はあるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。
最新のインクジェット設備と職人技の融合や、近隣縫製業者とのサプライチェーン拡大に触れており、イノベーションへの貢献がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
「メイド・イン・東京」を掲げ、東京で地域の縫製業者を増やす方針が示されており、地域特性の活用がうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は生地の状態でプリントし、その後の裁断と縫製を自社及び外注先で行う体制とする。高校やクラブチームの練習着などの受注が既に入っており、受注を伸ばすには「メイド・イン・東京」を支える近隣の縫製業者を増やすことが急務となっている。今回可能になった総柄デザインは、今後のラインアップの中核になることが期待されている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。