ものづくり補助金平成25年度製造業秋田県

新しい付加価値を提供する超短納期一貫印刷ビジネス事業の拡大

秋田協同印刷株式会社

成果刷版出力能力 23版/時間→33版/時間

この事例のポイント

  • 印刷工程の前の製版工程で刷版の出力枚数に限界があり、刷版待ちによるタイムロスが大きなネックとなっていた。
  • 既存設備は1時間当たり23版の刷版が限界であったが、33版の出力が可能なCTPセッターを導入した。
  • 刷版出力能力 23版/時間→33版/時間。刷版能力の増強により刷版待ちがなくなり、印刷能力を十分に活用できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名秋田協同印刷株式会社
所在地秋田県 秋田市
業種印刷・同関連業
技術分野機械制御,情報処理
従業員数79人
資本金1,000万円
設立1941年

事業の背景

秋田協同印刷は企画からデザイン、刷版、印刷、製本、納品までをワンストップサービスとして提供している。県内では一貫したサービスを提供できる印刷業者が少ないため、デザインや品質を重視する顧客ニーズを取り込み、首都圏を中心に県外からの受注が約3割を占めている。一方、印刷通販業者のシェアは年々高まっており、従来型の印刷業者にとって脅威となっている。印刷通販業者は顧客にデータ作成を任せ製版以後を受注することで注文から配送まで2日程度の超短納期を実現している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力印刷工程の前の製版工程で刷版の出力枚数に限界があり、刷版待ちによるタイムロスが大きなネックとなっていた。
  • 納期・工程刷版能力を超える受注は協力会社への外注に頼らざるを得ず、社内で完結させる場合に比べ半日から1日程度納期が遅れていた。
  • 新製品・新技術超短納期を求める顧客を取り込むため、設備の導入による製版能力の強化が必要だった。

やったこと

既存設備は1時間当たり23版の刷版が限界であったが、33版の出力が可能なCTPセッターを導入した。また、ワークフローRIP(演算コンピュータ)とカラープルーファーを導入し、顧客からの要望が多い複数の見本提示や完成品に近い色の再現を高精度かつ迅速に行うことが可能になった。カラープルーファーは色再現の見本出力装置である。

  • 加工機CTPセッター出版出力装置
  • ソフトワークフローRIP演算コンピュータ
  • 検査測定カラープルーファー色再現の見本出力装置

事業の効果

  • 刷版出力能力 23版/時間→33版/時間

刷版能力の増強により刷版待ちがなくなり、印刷能力を十分に活用できるようになった。ワークフローRIPの導入で印刷機や印刷条件の変更操作が簡便になり、データ処理も速くなって作業効率が向上した。Japan Color認証を得たカラープルーファーの導入で色域が拡大し、8ポイント程度の小さな文字もシャープに再現でき、高品質を求める顧客ニーズへの対応と色品質の維持・管理が可能になった。

今後の展望

ワンストップサービスの強みを活かし、県内外の受注取込みを図る方針である。紙媒体の印刷に加え、WEBの企画・デザインや電子書籍を事業として確立し、ドローン空撮やVRなどの新分野にも展開していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。