回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
足利印刷株式会社
成果出力スピード 19版/時→33版/時
| 事業者名 | 足利印刷株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 足利市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 45人 |
| 設立 | 1952年 |
1945年に鉄道乗車券の印刷工場として創業し、乗車券や金券、商業印刷物、出版物、ノベルティグッズまで総合的に手がけてきた。近年は、IT化、消費者ニーズの多様化、企業のコスト削減、人口減少などにより印刷業界を取り巻く状況が年々厳しくなっている。パソコンで誰もが手軽にデザインや印刷をできる時代となり、情報発信や収集もインターネットへ移行しつつある。
抱えていた課題
やったこと
課題解決のため、ドイツのハイデルベルク社で当時最新の高性能印刷用アルミ版出力装置「スープラセッター 106デュアルカセットローダー」を導入した。この装置は印刷の中間工程に欠かせない、アルミ製の版をつくる機械である。装置の高速化・自動化機能を最大限に使い、出力スピードを従来の19版/時から33版/時にアップさせた。新装置は版の自動供給装置(カセット式)を備え、無人での自動出力が可能になった。これにより、従来は1枚ずつ人の手で挿入していた版の挿入作業時間が約76.9%削減された。
高速・自動化された新装置により、年間総出力時間に換算すると約439時間の生産時間が短縮された。版挿入の自動化で人手作業が大幅に減り、生産コストの削減と作業体制の再構築も実現した。その結果、多品種・小ロット・短納期に対応できるようになり、前工程のデザイン作業に時間を割けるようになって顧客の要望にも柔軟に応えられるようになった。設備投資による競争力強化と人的競争力の向上が両立し、売上拡大にも寄与した。
新たな人材の確保(雇用拡大)と専門知識の習得・技術継承(人材教育)を同時に進める。新規設備への投資や新事業の展開も検討し、収益性を高めて経営基盤の安定を図る。
地域のリーディングカンパニー
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった