増産体制を確立する為の課題解決策として、充填・打栓ラインを導入する。
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
成果不良品率 40%→10%
| 所在地 | 愛知県 瀬戸市 |
|---|---|
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 3人 |
| 設立 | 1999年 |
染付窯屋眞窯は100年以上の歴史をもつ染付磁器の窯元で、親子4代にわたり瀬戸染付焼の技術を継承している。創業時は旅館などに納める小鉢を生産していたが、3代目窯主の加藤眞也さんが百貨店に置ける製品をつくりたいとの思いから付加価値の高い飲食器の製造を始めた。製品は全国の百貨店に加え台湾を中心に海外へも納めている。
抱えていた課題
やったこと
平成28年にデザイナーの島村卓実氏と自社ブランド「FLOW」を立ち上げ、釉薬をかけない食器の製造に取り組んだ。補助金を活用して、不純物除去機能のある白磁用の流し込み排泥鋳込み装置を導入した。振動ふるいで不良の原因となる鉄粉や乾燥した素地の細かいかすを取り除く仕組みとした。これにより不良品が1割に減少した。
| 加工機 | 不純物除去機能のある白磁用の流し込み排泥鋳込み装置 |
|---|
新しい製品・サービス:釉薬をかけない食器のブランド「FLOW」
不純物を振動ふるいで除く装置の導入により不良品が減り、歩留まりが向上した。流し込み排泥鋳込み製法によるこだわりの製造が評価され、値決めを自分たちで行えるようになり卸問屋からの値下げ要求がなくなった。インターネット販売を含む直接販売の割合が増え、コロナ禍でも出荷数は減ったものの前年同様の売上げを維持した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
100年以上の染付磁器の窯元で、付加価値の高い飲食器製造への転換を3代目の思いで始めた経緯が具体的に書かれている。
釉薬をかけない珍しい製法や直接販売の増加は読み取れるが、市場動向と自社の強み・弱みを比較した記述は薄い。
課題として窯元の利益の薄さや出荷数減少が示され、直接販売割合を1割から3割に拡大した成果も書かれている。
直接販売割合を1割から3割へ拡大した実績はあるが、今後の付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
4代にわたる継承や従業員3人の体制はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力の記述は薄い。
釉薬をかけない食器の独特な質感や使い勝手とデザイン性が支持され、ファンの増加につながった点が具体的に書かれている。
振動ふるいの導入と発信強化の方針は示されるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
釉薬をかけない食器を手がける窯元は少なく、流し込み排泥鋳込みは皿類では珍しいと明記され、高付加価値化が具体的に示されている。
伝統的工芸品である瀬戸染付焼の継承という文脈はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記述は書かれていない。
約400万円規模の補助ではないが、不良品率が4割から1割に減り、直接販売売上も拡大したという数字で費用対効果がうかがえる。
SNSやインターネット販売の活用はうかがえるが、先端的デジタル技術や新ビジネスモデルの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
瀬戸市の伝統的工芸品である瀬戸染付焼の技術を活かし、高付加価値の食器を地域から全国や台湾へ届けている点が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は発信力を強化し、消費者と製造元が直接つながるモノづくりを進めて選ばれる製品にしていきたいとしている。
これまでは品質の高い製品を作れば評価されていたが、これからは窯元のもつストーリーも含めて評価される時代。こだわりの製造を発信していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程