回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社水谷
成果製造速度 100個/時間→1,000個/時間
| 事業者名 | 株式会社水谷 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 一宮市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 48人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
同社は食品用紙器の製造・販売を手がけ、主力は和・洋菓子向けギフトボックスである。貼箱は祖業の製品で、若手デザイナーが注目して強化に着手し、現在は売上高の20%を占める主要製品となっている。主要顧客はスイスやベルギーの大手チョコレートメーカーで、国内の都市部の路面店や百貨店で販売する商品向けにも採用が拡大してきた。国内ではチョコレート向け製品の最盛期は2月だが、自分向けに購入するケースも増えており、チョコレート数個が入る小箱の要望が高まっていた。
抱えていた課題
やったこと
平成28年度補正「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」を活用し、小型貼箱の製造機械を導入した。開発された小型用機械をベースに、自社向けに改良した。導入機は最小寸法で長さ50ミリ×幅30ミリ×高さ12ミリメートルの貼箱の製造が可能で、従来の約2分の1サイズの小型貼箱を製造できる。機械化により1時間に1000個を製造できるようになり、手作業では1時間に約100個程度だった。テストでは1万個製造しても不良品ゼロを記録した。
| 加工機 | 小型貼箱製造機械 |
|---|
新しい製品・サービス:最小寸法長さ50ミリ×幅30ミリ×高さ12ミリメートルの小型貼箱
小型貼箱が製造できるようになり、従来の約2分の1サイズの貼箱を製造できるようになった。機械化により作業時間が大幅に減り、セッティング時間も大きく短縮された。繁忙期の作業ミスや糊による汚れによる不良率が下がり、コストアップ要因も排除でき、価格競争力が上がった。薄型の貼箱や長細いデザインの箱も製造でき、箸や扇子向けなど菓子とは別の市場を開拓する武器にもなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
約15年前に貼箱の強化に着手し、現在は売上高の20%を占める主要製品に育ったと明記されており、一貫した取組が読み取れる。
運送費上昇で小型貼箱を強みにする重要性を指摘し、小型貼箱の手作業対応からの脱却で価格競争力が上がったと述べている。
小型貼箱は手作業で1時間100個程度、不良率約2%が課題とされ、機械化で1時間1000個製造可能になったと数字で示されている。
1時間1000個や不良率改善の見込みは示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、実現可能性の根拠も限定的である。
設備担当者の名前と従業員48人の規模は示されるが、補助事業を遂行する体制や事務処理面の記述は乏しい。
スイスやベルギーの高級チョコレートメーカーが主要顧客で、品質と納期が評価され採用されてきたと、顧客と選ばれる理由が明確である。
中国生産の検討や導入機の性能は書かれるが、事業化の遂行スケジュールや中長期の課題解決方法についての記述はわずかである。
公開されている事例からは読み取れません。
最小寸法50ミリ×30ミリ×12ミリの薄型貼箱を製造でき、長細いデザインにも対応する点で、同分野で高水準の差別化が読み取れる。
国内生産にこだわり自国経済に貢献するとの考えが示されるが、川上・川下への波及や雇用創出への具体的な記述は少ない。
作業時間の短縮、不良率約2%の改善、1時間100個から1000個への生産性向上が示されるが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
機械化による製造の効率化は述べられるが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの活用についての記述はうかがえる程度である。
菓子以外の箸や扇子向けの新市場開拓に触れるが、日本経済の構造転換に資するという政策面の記述はわずかである。
所在地は一宮市と示されるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域経済の成長についての記述はほとんどない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
中国での生産も検討したが、納期、コスト、品質面いずれも納得できず、国内生産にこだわり、自国経済に貢献していく考えである。
責任ある仕事で貢献したい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
非接触三次元測定機として、丸紅情報システムズ株式会社扱いのGOM社製光学式非接触三次元測定機ATOS CS-5Mとデータ加工・検査ソフトG…
効果:表面偏差 1mm→0.01mm