回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
荒木電子工業株式会社
| 事業者名 | 荒木電子工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
当社は創業以来、産業機器、光学機器、防災機器、医療機器向けの各種基板の実装と組立を一貫して行い、業界内ではパイオニアと呼べる実績を持つ。電子機器に実装される部品点数は増加の一途をたどり、2010年代半ばから製造業の国内回帰が明確になって、基板の国内生産のニーズが特に高品質と短納期の分野で高まっていた。小型の電子部品はテープで供給され自動挿入機で実装できる一方、大型の異形部品は人手に頼る状況が続いていた。
抱えていた課題
やったこと
本補助事業では、前準備加工を自動化するゲンコツ・ロボットを導入し、部品を整列させて内製化した治具に挿入する工程を機械化して人手を減らす取り組みを行った。
| ロボット | ゲンコツ・ロボット |
|---|
電子基板生産の大幅な自動化を通じて、医療機器の迅速な増産に貢献することを目指す取り組みである。前準備工程を自動化することで、人手に頼っていた異形部品の生産を効率化し、増産に対応できる体制をつくることがねらいとされている。本文の効果の記述は途中で切れており、具体的な成果の数字は確認できない。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の基板実装・組立の実績とコア技術の内製化重視が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
製造業の国内回帰と高品質・短納期需要の高まりに触れ、業界パイオニアの実績を挙げているが、自社の強み・弱みの具体的な分析は薄い。
部品点数増加と人手による前準備の限界という課題が具体的に示され、異形部品の前準備を自動化する解決策に結びつけている。
公開されている事例からは読み取れません。
内製化を重視する姿勢はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はない。
医療機器向け基板の高品質・短納期需要や、インフルエンザ検査装置向け増産の要請という顧客ニーズの裏付けが示されている。
前準備加工を自動化する方向性は示されるが、スケジュールや課題解決の方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
異形部品の前準備を人手から自動化する点は同分野で差別化されうるが、高付加価値化・高価格化の水準は具体的に示されていない。
製造業の国内回帰やインフルエンザ検査装置・医療機器の迅速な増産への貢献が示され、国が支援する社会的意義がうかがえる。
費用対効果を示す数値や付加価値額の増加見込みは書かれておらず、わずかにうかがえる程度である。
ゲンコツ・ロボットによる自動化は読み取れるが、サプライチェーンへの波及やイノベーションとしての広がりは具体的に書かれていない。
製造業の国内回帰と基板の国内生産ニーズの高まりに触れ、構造転換との関連がうかがえるが、政策面の位置付けは明示されていない。
地域の特性を活かす記述は見当たらず、わずかに地域に関わる要素がうかがえる程度である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
「部品点数の増加と小型化により、100分の1ミリメートル部品がずれただけでもはんだ不良になってしまいます。当時、インフルエンザ検査装置向けの電子基板増産が求められており、人手に頼った生産は限界を迎えていました。」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名