研削加工の生産性向上による5φ以下の極細パンチ市場への本格参入
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
成果白生地の生産量が現有工数で単純に3倍になる。
| 所在地 | 京都府 与謝野町 |
|---|---|
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 7人 |
| 設立 | 1912年 |
丹後ちりめんをはじめ全国の白生地産地は、呉服離れによって縮小が続いている。丹後産地の白生地生産量は昭和48年の919万反から平成27年の28万反まで減少した。当社は小巾力織機15台で白生地を月600反程度受注生産しており、外注に頼らない自家工場形態で操業している。
抱えていた課題
やったこと
4032口電子ジャカード機と三巾機拵えを導入した。従来の900口紋紙ジャカードでは3,600本のタテ糸を900本のジャカード針で上下させていたが、補助事業装置では3,600本のタテ糸を3,600本のジャカード針に1本ずつ繋いで上下させるため、きめ細かな柄を織り出せるようになった。同時に三巾レピア織機を導入し、織巾を通常の3倍のおおよそ150センチとした。レピア織機の導入により、シャトル織機で必要だったヨコ糸の頻繁な補充作業が不要になり、補充間隔は十数時間単位となった。電子ジャカードでは従来4ビット単位だった織柄が1ビット単位で表現できるようになった。
| 加工機 | 4032口電子ジャカード機 |
|---|---|
| 加工機 | 三巾機拵え |
| 加工機 | 三巾レピア織機 |
| ソフト | CGS Ⅱソフトウェア |
新しい製品・サービス:150センチ幅の三巾白生地と、4032口電子ジャカードによる鮮明度の高い柄の白生地
白生地の生産量が増加し、導入後半年時点で約1.5倍、前年同期比で約50%の増産効果が出ている。きめ細かな柄や鮮明度の高い柄を織ることができ、他社と差別化した製品づくりが可能になった。レピア織機の導入でヨコ糸補充作業から解放され、織工の働き方改革と作業効率の大幅な改善が実現した。今後は洋服生地の分野にも事業を広げることを検討している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の白生地生産が縮小する中で、受注生産を続けてきた取組の延長として電子ジャカード導入を位置付けていると読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
丹後の白生地生産量が昭和48年919万反から平成27年28万反へ減少する市場動向と、4032口で従来比4倍の柄表現が可能な強みが具体的に書かれている。
小巾力織機の生産限界と新規注文への対応不足を課題として挙げ、増産と織柄の微細化で受注拡大につなげる計画が示されている。
生産量は最大3倍増、導入半年で約1.5倍、前年同期比約50%増産と数値目標や実績が示され、実現可能性を読み取れる。
従業員7人で15台の織機を自社運営している体制は読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の詳細は書かれていない。
得意先の差別化商品要望や長襦袢の生地不足という顧客ニーズ、鮮明な柄表現による選ばれる理由が具体的に書かれている。
試運転から条件出し、試作、洋服生地への事業展開など段階的な進め方が示されているが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
丹後ちりめんの白生地は需要減少で普及度が下がる分野であり、4032口による鮮明な柄表現で他社と差別化した高付加価値製品を目指すと書かれている。
産地縮小や呉服需要の根強さを挙げ、白生地の供給を維持する意義は示されているが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
生産量3倍、1.5倍、50%増産など効果は示されているが、補助金額と付加価値増加の関係を示す数値はない。
デジタルのジャカード導入は読み取れるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献までは書かれていない。
洋服生地という新事業分野への進出を検討中と書かれているが、日本経済の構造転換に資する根拠は示されていない。
丹後ちりめんという地域産業の維持に言及しているが、地域の雇用や経済成長への波及は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
呉服の需要減退は続くと見込まれるが、根強い需要があるため白生地の需要がなくなるとは考えられない。高品質で値ごろ感のある白生地を提供して需要に応えていく。洋服生地の情報収集を進め、展示会参加などを通じて具体的な戦略を練る。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
木取り(カット)工程に、アミテック㈱製のコンピュータ制御全自動式ランニングソーRCV-100Bを導入した。
効果:木取り工程時間 3.3分/個→3.1分/個