鋳物製造における仕上げ加工の機械化による品質向上・コスト低減により精密・複雑形状製品市場への参入を目指す
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP
企業組合廣和包装
成果作業時間 100%→10%
| 事業者名 | 企業組合廣和包装 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 松江市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 設立 | 1969年 |
企業組合鷹和包装は昭和44年に設立された紙加工品製造業者で、約半世紀にわたり商品の特徴を生かすデザインと機能性を重視した包装材を提案・作成してきた。段ボール材や菓子箱のほか、古文書用の中性紙組立保存箱など他社の扱いが少ないユニークな包装材も手がけ、顧客の細やかなニーズに応えてきた。一方で、包装業界は小ロット多品種の時代へと向かっている。
抱えていた課題
やったこと
パソコンでデザインした展開図をそのまま切り抜ける小型フラットベッドカッティングプロッタを導入した。木型を作らずに包装材を切り出せるようになり、3種類のカッターを素材の厚みに応じて使い分け、圧力も500〜1500グラムの範囲で変えて素材に合わせた罫線(折り筋)入れができる。1ケースから作成でき、試作や小ロット製品を社内で完全に内製化した。導入により従来の手作業に比べ作業時間は最大10分の1に短縮され、切断と罫線入れの正確さも向上した。この設備を使い、八角形の箱を二重にして部品を固定する還送箱を製作し、わずか5箱の注文から請け負うことができた。
新しい製品・サービス:製造直後の熱を帯びた部品を安定して運べる、八角形を二重にした部品用の還送箱
カッティングプロッタの導入により、試作や小ロット製品を社内で完全に内製化できるようになった。作業時間は従来の手作業に比べ最大10分の1に短縮され、正確な切断と罫線入れも可能になった。製造コストが削減されたことで顧客の満足度を高められるようになり、小ロットからの受注や新たな立体形状の商品開発にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
約半世紀の包装事業と古文書保存箱・楽譜ケースなど顧客ニーズ対応の歴史が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
顧客ニーズへの細やかな対応や小ロット多品種の時代という外部環境の記述はあるが、自社の強み・弱みを踏まえた競争優位の説明は具体的でない。
試作の手作業とコスト・時間の課題を挙げ、カッティングプロッタ導入で作業時間が最大10分の1に短縮したと数字で示されている。
作業時間最大10分の1短縮は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は公開されている事例からは読み取れません。
公開情報では判断できません。
楽譜整理ケースや八角形の部品還送箱など製品価値と顧客ニーズへの対応、1ケースから作成できる点が具体的に書かれている。
提案力強化や立体形状の商品開発を展開すると述べるのみで、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
木型を使わず小ロットを切り抜く手法は包装業界で一般的とは言えず独自性がうかがえるが、高付加価値化・高価格化の数値は示されていない。
県立図書館や寺・大学・博物館からの依頼に触れる程度で、地域経済波及や雇用創出の具体的な効果は書かれていない。
製造コスト削減と作業時間短縮が示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は書かれていない。
パソコンのソフトと連携した切り抜きでデジタル活用はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
島根県松江市の企業であることは示されるが、地域特性を活かした雇用・経済成長への牽引は具体的に書かれていない。
小ロット多品種の時代に対応し、ディスプレイにも使える立体形状の商品開発など提案力をさらに高めていく方針。
製造コストが削減されたことで、お客様の満足度を高められるのが何より嬉しいですね
公式の事例集より(原文のまま)
小型工具を搭載した自動グラインダー機を導入し、自動車エンジン部品などの鋳造で生じるバリの取り除き作業を機械化した。
効果:バリの高さ(CP値) 1.38CP→1.83CP
賞味期限印字のリスクを回避するため、カメラで印字を撮影して印字を解析・照合し、高い確率で認識するシステムを導入した。
効果:1日当たりの生産数 52パレット/日→102パレット/日
熟練技術者が持つ匠の技を、定量的に表現して形式知化することに挑戦した。