CAD/CAM導入による歯科技工物の精度の向上とデジタル化への準備
CAD/CAMを導入し、補綴物の製作工程を手作業中心からデジタル化した。
成果CT検査の受診から撮影までの期間 2ヶ月→0.5ヶ月
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
|---|---|
| 業種 | 医療業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 4人 |
| 設立 | 1985年 |
出雲市で約35年にわたり地域住民の歯の健康を支えてきた歯科医院である。1992年から訪問診療を開始し、2000年からは審美歯科に力を入れ、かみ合わせや矯正、オールセラミックスなどの総合的治療を提供している。特に人工歯根による審美インプラント治療を強みとしている。
抱えていた課題
やったこと
2017年に歯科分野に特化したCT機器を導入し、最大で肉眼の20倍拡大して見られるマイクロスコープと連携させて高精度な歯科治療システムを構築した。歯科用CTは歯と顎骨だけを撮影するため撮影時間が短く、被ばく量も大幅に抑えられる。インプラント治療では、CT画像と型取りした模型をソフトウェアで重ね、新しい歯冠を高精度に配列して歯冠補綴物をシミュレーションした。設計データを3Dプリンターで出力してプラスティック製のサージカルテンプレートを作成し、患者の口の中に固定して既に開いている穴に沿って作業することで、歯肉を切らずにインプラント手術を仕上げられるようにした。
歯科用CTの導入により、CT検査の受診から撮影までの期間が大幅に短縮され、患者の負担が軽減された。撮影時の被ばく量も大幅に抑えられた。インプラント治療では、サージカルテンプレートにより設計通りに正確に穴を開けられるようになり、歯肉を切らずに手術を仕上げられるため、治療期間の短縮と精度向上の両面で患者の満足度が向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1992年からの訪問診療や2000年からの審美歯科への注力など、過去の取組の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
地域に受け皿がなかった審美歯科に力を入れたとあり、わずかに差別化がうかがえるが、競争優位の根拠は具体的に書かれていない。
従来の2次元画像診断では精度や期間に課題があったと現状課題を示し、歯科用CT導入で解決した経緯が書かれている。
撮影が2か月から2週間以内になったなど期間短縮は書かれるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
院長が技術を磨く意気込みを語るとあるが、従業員4人の体制や事務処理能力については書かれていない。
審美インプラントの強みや患者の負担軽減、治療期間短縮と精度向上による満足度向上が具体的に書かれている。
今後はフルデジタル化に対応する技術を磨くとの方針はあるが、スケジュールや課題の解決方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
歯科用CTの導入でインプラント治療の精度が上がったとあるが、普及度や高価格化の水準までは書かれていない。
地域住民の歯の健康を約35年サポートしてきたとあるが、雇用創出や経済波及などの公的な意義は書かれていない。
撮影時間が短く被ばく量も大幅に抑えられ、CT検査までの期間も2か月から2週間以内に短縮されたと書かれているが、投入額との比較はない。
3Dプリンターで作成したサージカルテンプレートを使う手法が紹介されているが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開情報では判断できません。
出雲市内で約35年地域の歯の健康を支えてきたとあり、地域での役割がうかがえるが、経済成長への言及はない。
今後歯科治療はよりフルデジタルになっていきます。それに対応できる技術をより磨き、難しい治療を高精度に行える歯科医として精進したい
公式の事例集より(原文のまま)
CAD/CAMを導入し、補綴物の製作工程を手作業中心からデジタル化した。
加工用のCAM機として、CAMソフトを含むミリングマシンCAD/CAMを導入した。
効果:適合作業・カラーリングから仕上げまでの時間 100%→70%
患者の状態に合わせた治療のため、本事業で設備投資を行った。