キャビア・チョウザメ生肉の加工低温保管の増設整備による合理化計画
養殖水槽に隣接して加工場を新設整備し、解体や加工を養殖場で行えるようにした。
長州ながと水産株式会社
成果出荷するフグの量は約2倍に増え、現在の出荷量は40.3tになった。
| 事業者名 | 長州ながと水産株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 長門市 |
| 業種 | 水産養殖業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 400万円 |
| 設立 | 2014年 |
当社は長門市仙崎でトラフグとヒラメの養殖及び養殖したトラフグの活魚・身欠き加工・販売を行っている。日本海の清浄な海水をトンネルから直接水槽に引き込む陸上養殖で、海水温が九州より若干低いため肉質の良い身の締まった魚を生産できる点が他社との差別化になっている。近年はフグ養殖の魚価低迷や中国市場の台頭により経営環境が厳しい。
抱えていた課題
やったこと
養殖設備を増設し、高級トラフグの生産量を増やした。増産したトラフグを身欠き加工し、海外日本食レストランへの輸出を目指した。導入したのは、フグを養殖するアース式FRP組立水槽、夏場の酸素濃度低下時期も酸素濃度を一定に保つ酸素発生装置、陸上養殖の心臓部となり各水槽の水量と環境を一定に保つ水中ポンプ、酸素発生装置から送られた酸素を水槽に溶かす自吸式ポンプ、停電時のポンプ停止による魚死を防ぐ発電機である。
| その他 | アース式FRP組立水槽 |
|---|---|
| その他 | 酸素発生装置 |
| その他 | 水中ポンプ |
| その他 | 自吸式ポンプ |
| その他 | 発電機 |
新しい製品・サービス:高級トラフグの増産と、身欠き加工品の海外輸出
養殖設備の増設により出荷量が約2倍になり、増産分を身欠き加工して海外日本食レストランへ輸出できる体制が整った。現在の出荷量は40.3t、売上高は1.2億円に達し、安定した収益体制を確立できた。今後は販路開拓で連携する企業や下関ふく輸出組合と協調して海外商社と商談する予定である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
陸上養殖を続けてきた事業の延長で増設に取り組んだと書かれ、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
日本海の清浄な海水や海水温が低く身が締まる点を差別化要因とし、中国市場台頭など外部環境の厳しさにも触れている。
魚価低迷や中国市場の台頭を課題とし、身欠き加工による海外日本食レストラン向け輸出で付加価値化を図る計画が示されている。
出荷量が約2倍に増えたこと、出荷量40.3t・売上高1.2億円の実績はあるが、事業計画時点の高付加価値・賃上げの目標値は書かれていない。
従業員数5人と資本金400万円の記載はあるが、補助事業を遂行する体制の具体的な記述は少ない。
日本海の清浄な海水、肉質の良い身の締まったトラフグという価値と、海外日本食レストランへの輸出先が具体的に書かれている。
JETROや下関ふく輸出組合との連携、商談予定など販路の進め方は示されるが、スケジュールや課題解決の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
フグ養殖は魚価低迷で苦しい状況とされ、高級トラフグの増産と身欠き加工による海外輸出で高付加価値化を図る点が書かれている。
地域ブランド力向上と地域活性化を目指すと書かれ、地域経済への波及は読み取れるが、雇用創出などの数値は示されていない。
ものづくり補助金で水槽や酸素発生装置などを導入し、出荷量が約2倍、売上高1.2億円を達成したと費用対効果の結果が書かれている。
陸上養殖や酸素発生装置の導入は書かれるが、先端的デジタル技術やサプライチェーンのイノベーションへの言及は乏しい。
海外日本食ブームを取り込む輸出展開が書かれ、市場の成長分野への進出はうかがえるが、構造転換との関係は明示されていない。
長門市の仙崎産トラフグとして地域ブランドを活かし、地域活性化と海外輸出を進める事業と具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
品質に自信のあるトラフグを増産し、世界に羽ばたくトラフグ養殖のトップランナーを目指す。
世界に羽ばたくトラフグ養殖のトップランナーを目指します。
公式の事例集より(原文のまま)
養殖水槽に隣接して加工場を新設整備し、解体や加工を養殖場で行えるようにした。
「活締め神経抜き技術」と「真空浸透製法」を用い、自社で無農薬栽培された山ぶどうの剪定枝を一般の燻煙材とブレンドして独自の燻煙材を開発し、こ…
効果:全行程の作業時間(フィレ40枚あたり) 74時間→44時間
最新型の発眼卵孵化装置、紫外線殺菌装置、水温調節機を導入し、通年の孵化を可能にした。
効果:発眼卵孵化量(年間) 20万粒→240万粒