回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社フジタイト
成果月産生産量 240,000個→350,000個
| 事業者名 | 株式会社フジタイト |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 吉野川市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1980年 |
当社は自動駐車用超音波センサーを格納するケースを製作し、自動車メーカーから高い評価を得ている。今後は自動運転走行の実用化に向けて需要の増加が見込まれている。
抱えていた課題
やったこと
生産能力の増強を目的として、平成28年度補助事業によりCNC旋盤を3台導入した。平成29年度補助事業では自動検査装置を導入し、検査工程の24時間無人稼働を実現した。
| 加工機 | CNC旋盤 |
|---|---|
| 検査測定 | 自動検査装置 |
CNC旋盤の導入により月産生産量が24万個から35万個に増え、生産能力を大きく高めることができた。自動検査装置により検査工程の24時間無人稼働が実現し、1個当たりの検査時間は1秒以上短縮された。検査コストも半分以下になった。人的負担が軽減され、ヒューマンエラーによる不良品の流出も防止できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成28年度・29年度の補助事業で生産能力を増強しており過去の取組との連続性は読めるが、経営戦略上の位置付けは文章に明示されていない。
自動車メーカーから高い評価を得ていること、無人運転向け需要の増加が見込めることは書かれているが、競争優位の根拠は具体的に示されていない。
生産が追い付かず機会損失の危険があるという課題認識は書かれているが、高付加価値化への道筋は薄い。
月産24万個から35万個への増強、検査時間1秒以上短縮、検査コスト半減と数字で成果が示されているが、賃上げや付加価値額の目標値は書かれていない。
従業員28名や製造業であることはわかるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述はわずかにうかがえる程度。
自動運転や自動ブレーキに欠かせないパーツで需要増が見込めると、ニーズと顧客(自動車メーカー)が具体的に書かれている。
今後も設備を拡充し、技術革新に注視して投資を最適化するという方針は示されているが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
超音波センサーケースは自動車部品として一定の需要があるとうかがえるが、普及度や高付加価値化の度合いは示されていない。
自動運転や安全システムに欠かせない部品の増産は社会的意義がうかがえるが、経済波及や雇用創出への言及はない。
平成28年度の補助で月産24万個から35万個に増強し、検査コストも半分以下になったと費用対効果の数字が示されている。
自動検査装置による24時間無人稼働は示されるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの波及は明示されていない。
自動運転の実用化に向けた需要増という成長分野への関わりはうかがえるが、構造転換との関連は書かれていない。
吉野川市の製造業であることはわかるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
センサーケースの需要増の傾向は今後も期待できるため、引き続き設備を拡充させていく計画である。技術革新の動向に注視しながら、投資の最適化を図る。
センサーケースは無人運転や自動ブレーキなどの安全システムに欠かせないパーツであり、需要は益々増加していくと思われます。補助金で先進的なパーツ増産に欠かせない設備を導入でき感謝しています。今後とも「精度」「価格」「納期」を第一に製品作りに取り組み社会貢献に寄与していきます。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。