ものづくり補助金平成24年度三重県

幅広い顧客ニーズに迅速に対応できる生産現場力の向上

株式会社松阪鉄工所

成果マシニングセンタの導入によって約66%の加工時間の削減を実現した。

この事例のポイント

  • 新興国の台頭が著しい作業工具市場で優位性を維持するため、国内での一貫生産の強みをさらに強化する必要があった。
  • 従来6工程(汎用フライス盤による面切削、ケガキ、汎用機による中仕上げ、放電加工機による面仕上げ、グラインダによる磨き仕上げ、彫刻機による文字加工)で行っていた鍛造金型製作を、高速…
  • マシニングセンタの導入によって約66%の加工時間の削減を実現した。マシニングセンタの導入により、鍛造金型製作の加工時間は約66%削減され、無人運転加工も実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社松阪鉄工所
所在地三重県 津市
業種金属製品製造業
技術分野鍛造
従業員数190人
資本金9,600万円

事業の背景

新興国の台頭が著しい作業工具市場において、当社は国内一貫生産を強みとして優位性を維持する必要があった。製品は世界中のプロから信頼される建設工具や配管工具、パイプマシンなどの電動工具で、時代のニーズに応える高品質な商品を国内一貫で生み出している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力新興国の台頭が著しい作業工具市場で優位性を維持するため、国内での一貫生産の強みをさらに強化する必要があった。
  • 人手・技能従来の汎用機と手仕上げ中心の金型製作は職人の技量により加工時間に大きな差が出て、加工精度のばらつきも大きかった。
  • コスト・採算鍛造金型は6工程で製作しており、加工時間が長く、製作コストの削減が課題だった。

やったこと

従来6工程(汎用フライス盤による面切削、ケガキ、汎用機による中仕上げ、放電加工機による面仕上げ、グラインダによる磨き仕上げ、彫刻機による文字加工)で行っていた鍛造金型製作を、高速マシニングセンタによる自動化工法を用いた2工程(汎用フライス盤による面切削、マシニングセンタ仕上げ)に変更した。治具設計・製作、設備発注を行い、金型工場全体のレイアウトを見直して導入機の設置場所を確保し、搬入・据付を完了した。既存鍛造品形状2点、新商品・改良試作品形状6点及び鍛造金型試作1点の計9点の試作加工用データを作成して検証し、課内でNC教育を実施した。1人の作業者が多台持ちできるようレイアウトを設計し、加工機を作業工程の場所へ近接させて歩くムダを改善した。

事業の効果

  • マシニングセンタの導入によって約66%の加工時間の削減を実現した。
  • 鍛造金型の工程数 6工程→2工程
  • 製造コストは加工時間削減率同様、約66%の削減につながった。
  • 使用電力量の削減により、二酸化炭素排出量は約55%の削減につながった。
  • 新商品・改良時の試作品製作時間は加工時間が約57%削減された。
  • 試作金型製作時間の削減により、製造コストは約57%の削減につながった。
  • 使用電力量の削減により、二酸化炭素排出量は約84%の削減につながった。

マシニングセンタの導入により、鍛造金型製作の加工時間は約66%削減され、無人運転加工も実現した。工程数は6工程から2工程に減り、製造コストも約66%削減された。新商品・改良時の試作品製作時間は約57%削減され、NCデータがあれば誰でも一定の品質と時間で製作できる体制ができた。二酸化炭素排出量も金型製作で約55%、試作品で約84%削減された。

今後の展望

既存金型のうちマシニングセンタ化できていないものを順次マシニングセンタ化し、新商品・改良品の試作型も同様に進める。高精度、低コスト、短納期化を進め、新興国メーカーに対する競争力を高めていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。