回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
エヒメ紙工株式会社
成果生産能力 1,000冊/時→3,200冊/時
| 事業者名 | エヒメ紙工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 四国中央市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 55人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
当社は染色紙メーカーとして、色画用紙や折り紙(自社ブランド「アイアイ」)、特殊染色紙などの紙製品を製造してきた。国内に加え、アメリカやブラジルなど海外へも輸出している。無線綴じ加工は職員3名で1000冊/時が精一杯で、短納期ニーズに応えきれない状況だった。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭の全自動無線綴機と全自動マーブル貼り機を導入した。全自動無線綴機は製本サイズB4〜A6に対応し、処理速度は3,200冊/時である。設備導入にあたり、作業場の間仕切りの設置、作業者の環境整備、ホコリや粉じんなどの対策を同時に行った。導入装置はタッチパネルによる簡略化された操作方法とし、経験の浅い職員でも加工業務を担当できるようにした。
| 加工機 | 全自動無線綴機 |
|---|---|
| 加工機 | 全自動マーブル貼り機 |
設備導入により生産能力が大幅に増大し、無線綴じ加工を1名で担えるようになったため、2名を他作業に配置転換できた。自動無線綴機は専用糊を使い糊の過不足による不良品が減り、糊の乾燥不良や糊付け不良も激減して、不良品発生率は2%から0.5%に下がった。生産性と品質が高まったことで、効率的な生産と新商品の企画製造が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
染色紙メーカーとして色画用紙や折紙を長年手がけ、染色技術を生かす形で無線綴じ設備導入と天糊商材の売上増を計画しており、過去の取組との一貫性がうかがえる。
アスクルやカウネット経由の通販が約25%、アマゾン等のネット販売が約15%あり、顧客から増産依頼が出ている点を踏まえ、販路と生産力の強みを活かす方針が読み取れる。
原紙積みや糊の乾燥、糊量の不安定さという課題を具体的に挙げ、不良品発生率を2%から0.5%に下げ、受注機会のロス解消につなげた経緯が示されている。
生産量を3200冊/時、担当人員を3名から1名へと数字で示しているが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。
担当の常務取締役と連絡先は示されているが、事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は限られている。
ターゲットは通販業者、大手量販店、100円ショップ等と明示され、独自の防滑紙による机上で滑らない優位性や顧客からの増産依頼も記載されている。
今後の活動予定として通販増加や新規開拓が触れられているが、遂行スケジュールや課題の解決方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
独自の樹脂塗工による防滑紙と100色の折紙ラインナップという特色はあるが、普及度や高価格化の水準を示す記述は乏しい。
人員の配置転換は書かれているが、新たな雇用創出や川上川下への波及効果など、国が補助する積極的理由はうかがえない。
生産能力が1000冊/時から3200冊/時に増え、不良率も2%から0.5%に改善したと数字で示されているが、補助額に対する費用対効果は記載がない。
無線綴じの自動化やタッチパネル操作は記載されているが、先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルへの言及は見当たらない。
市場成長分野への進出や日本経済の構造転換に関する記述は見当たらず、紙製品の生産効率化が中心に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
これまで受注機会を逃していた通販やネット販売からの受注増を図るとともに、顧客からの増産依頼に応じる体制を整える。生産能力に余裕を持たせ、新たな顧客からの商品企画・製造の受注など新規開拓も積極的に進める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
5軸複合加工機を新規導入した。
ピローを振動コンベヤーで整列させ、一定数ずつ分配して包装機へ投入する新方式のラインを考案した。
効果:計測・分配能力 120個/分→270個/分