回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
三和紙工株式会社
| 事業者名 | 三和紙工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 四国中央市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,材料製造プロセス |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1974年 |
当社は紙産業の集積地である愛媛県四国中央市で、化粧箱やラベルなど紙製品を製造している。近年は中国を始めとする海外との価格競争が激しくなり、特に加工が比較的シンプルな製品の受注量が減少している。一方で顧客からは多品種小ロット生産と短納期対応への要望が年々高まっていた。
抱えていた課題
やったこと
高付加価値化と柔軟な生産体制を実現するため、2つの加工機械を導入した。1つ目はロータリープレス機(回転ロール式抜き機)で、抜型を装備した回転ロールで型抜きを行うため、一面全体に抜き型を配置する平型プレス機に比べて抜型個数が少なく、抜型製作コストを削減できる。2つ目はフラットヘッドカッティング装置で、数値制御が可能なため抜型が不要であり、従来の抜き工程では加工が難しい複雑精密形状のカッティングができる。
| 加工機 | ロータリープレス機(回転ロール式抜き機) |
|---|---|
| 加工機 | フラットヘッドカッティング装置 |
ロータリープレス機の導入により抜型製作コストを大幅に削減でき、リードタイムも短縮したため、海外企業に対しても競争力を発揮できるようになった。フラットヘッドカッティング装置により精密にカットした付加価値の高い製品を生産できるようになった。抜型コスト削減や小ロット生産、リードタイム短縮など生産面で多くのメリットが得られ、生産工程の合理化が図れた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
紙製品の型抜き加工を強化する方針は読み取れるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
海外との価格競争や多品種小ロット・短納期の顧客要望を踏まえ、抜型コスト削減とリードタイム短縮で競争力を発揮したと書かれている。
加工の簡単な製品の受注減という課題を認識し、高付加価値化と多品種小ロット対応で売上と利益を伸ばす方針が示されている。
高付加価値の創出や賃上げを実現する数値目標は示されておらず、わずかに高付加価値化の方向性がうかがえるのみ。
補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記載は見当たらず、従業員数30人の記載にとどまる。
複雑精密形状のカッティングや小ロット・短納期対応が製品価値として示され、顧客ニーズ対応の理由が整理されている。
今後の活動予定は示されているが、遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
型抜き加工の分野は一般的とみられ、高水準の高付加価値化を示す記載はわずかにうかがえる程度。
地域経済活性化への寄与や少子高齢化による労働力不足への対応が述べられているが、波及効果の規模は示されていない。
抜型コスト削減など効果は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
製造プロセスの合理化と省力化、IT化の推進が述べられているが、サプライチェーンへの貢献の具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
紙産業の集積地である四国中央市で地域経済活性化に寄与する意向が述べられているが、雇用創出の数値は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
本事業の成果を基に、高付加価値化、多品種小ロット、短納期化を推し進め、自社の技術水準を高めていく。製造プロセスの合理化、省力化とIT化の推進は女性従業員の活躍の場を広げ、少子高齢化と地域の人口減少による労働力不足への対策にもなるため、地域経済活性化に寄与できるよう取り組んでいく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった