回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社スズキ紙器
成果自動給紙により加工最大数の毎分60枚の生産が可能となった
| 事業者名 | 株式会社スズキ紙器 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 新潟市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,材料製造プロセス |
| 設立 | 1955年 |
新潟市南区で1955年の創業以来、段ボールケースの製造販売を続けてきた。南区は野菜や果物の生産が多い地域で、出荷シーズンには急に段ボールが必要になることが多く、スピード対応が求められる。近年はインターネット通販の普及で、段ボールケース業者も多品種小ロット・短納期を求められるようになっていた。
抱えていた課題
やったこと
複雑形状の段ボール加工に対応するため、抜き型を上下運動させて加工する平盤ダイカッタ式の大型製造機を導入し、1300mm×2000mmまでの大型製品を加工できるようにした。さらに大型自動平盤ダイカッタに装着する反転自動給紙装置を導入し、これまで手動で行っていた給紙をローラーコンベアで自動化した。これにより加工最大数である毎分60枚の生産が可能となった。材料は1枚あたり約2kgのものを、従来の10枚ずつ持ち上げる作業から、フォークリフトで指定の位置に運ぶだけの給紙に変えた。
| 加工機 | 大型自動平盤ダイカッタ(平盤ダイカッタ式の大型製造機) |
|---|---|
| 加工機 | 反転自動給紙装置 |
大型製品の複雑形状加工が可能になり、自動給紙により生産可能数まで加工できるようになった。生産力が上がり納期は半日短縮され、急な依頼にも短時間で納品できる体制が整った。重労働がなくなり、性別に関係なく給紙作業ができるようになって工場内の人員配置の自由度も増えた。残業時間も短縮され、2020年度は過去最高益を達成した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に大型平盤ダイカッタを導入し、その後も設備投資と営業努力を重ねてきたと書かれているが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
ニーズの高まる複雑形状の段ボール加工、多品種小ロット・短納期への対応が強みとして書かれているが、市場動向との関係は具体性が薄い。
給紙作業がボトルネックだった課題を示し、反転自動給紙装置の導入で毎分60枚の生産、納期半日短縮という具体的な改善が書かれている。
毎分60枚の生産や納期半日短縮は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
女性従業員の増加や性別を問わない作業環境の整備に触れているが、補助事業の遂行体制や事務処理能力の記述はない。
短納期、多品種小ロット、複雑形状加工への対応など顧客ニーズと選ばれる理由が具体的に書かれている。
導入後の効果は述べられているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールは記載がない。
公開されている事例からは読み取れません。
段ボール業界で設備が差別化につながったとあるが、高付加価値化や高価格化の数値的根拠は書かれていない。
地域の野菜・果物の出荷を支える段ボール供給という地域性にわずかに触れているが、波及効果や雇用創出は示されていない。
給紙の重労働解消、毎分60枚の生産、残業時間短縮、2020年度の過去最高益など効果が数字や事実で示されている。ただし投入額との比較はない。
フォークリフト運搬や機械化は書かれているが、先端的デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟市南区の地域特性を踏まえた対応が書かれているが、地域経済の成長を牽引する記述は限定的である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は一般向けのインターネット販売も行っていきたいとし、既存事業にとらわれすぎず新たな商機も模索していく。
最も意識していることは、お客様としっかりコミュニケーションを図ること。その上で、急な依頼や短納期での仕事にも対応できるような体制を整えてきました。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。
電子部品の実装作業に長年取り組んできた経験と、現場のニーズへの理解、社内技術者による在庫管理システムの設計力を活かし、中小の電子部品を扱う…