新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社やがため
成果塩の生産量 1倍→1.75倍
| 事業者名 | 株式会社やがため |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 新上五島町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2011年 |
五島列島の特産品として、美しい五島灘の海水塩を伝統の平釜製法で製造・販売している。製塩から加工、販売までの6次産業化を自社で実現し、地元の雇用や地域活性化にも大きく貢献している。用途ごとに塩を開発しており、現在は店頭で13種類の塩を販売している。観光客の増加に伴い直売所での塩の販売は増えている。
抱えていた課題
やったこと
これまでかん水濃縮では遠赤外線効果を利用するため薪で炊き上げていたが、1日に2トントラック2台分の薪が必要で、仕上がりまで5日間かかり、運搬を担う従業員の負担も大きかった。今回導入した「RO膜(逆浸透膜)装置」は、水を通しイオンや塩類など水以外の不純物を透過しない性質を持つRO膜が搭載されており、熱源不要で塩分濃度を約8%まで上げられるようになった。原塩の脱水工程では、これまで家庭用洗濯機の脱水機能を利用していたが、「遠心分離機」の導入により短時間で水分を分離できるようになった。
2つの最新設備の導入により、約3日分の作業時間を短縮できた。熱源不要で塩分濃度を約8%まで上げられるようになり、薪による炊き上げや運搬の負担も減った。塩の生産量は約1.75倍に増え、環境負荷(CO2)も40%軽減された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
地域の塩づくりや6次産業化への言及はあるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。
観光客増加で直売所の販売が増えたことや、用途ごとに塩を開発している特長は読み取れるが、競争優位の根拠は具体性が薄い。
生産が追いつかない課題と、RO膜・遠心分離機の導入で仕上がりまで5日を要した工程を約3日分短縮した点が具体的に書かれている。
約3日分の作業時間短縮、生産量の増加、CO2排出40%軽減、生産量約1.75倍と数値目標に近い成果が示されている。
従業員6名で運搬を担う従業員の負担への言及はあるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力は書かれていない。
用途ごとに塩を開発し店頭で13種類を販売しているとあり、顧客ターゲットは一部うかがえるが、選ばれる理由の整理は薄い。
今後は地域と役割分担し、展示会や商談会で販路拡大する方針が書かれているが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
海水塩の平釜製法と用途別開発は特長として書かれているが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述は薄い。
地元の雇用や地域活性化への貢献、五島の塩の産地ブランド化への展望が書かれているが、波及効果の規模は示されていない。
導入設備により作業時間が約3日分短縮され、塩の生産量が約1.75倍になったと費用対効果を示唆する成果が書かれている。
RO膜や遠心分離機の導入は書かれているが、デジタル技術や新ビジネスモデルによるサプライチェーン貢献は読み取れない。
公開情報では判断できません。
五島列島の特産品として6次産業化を地元で実現し、地元の雇用や地域活性化に貢献している点が具体的に書かれている。
今後は地域の人たちと役割分担をして「五島の塩」を売り出していきたい。夢は沖縄のように「五島といえば塩」と思ってもらえるようになることで、長崎県内の事業者とつながり、展示会や商談会でバイヤーや参加事業者とつながりながら販路を拡大していきたい。
ただ塩を作るのではなく、求められる塩を作りたい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg