ものづくり補助金平成28年度卸売業、小売業大分県

寒冷地へ水産物の遠距離輸送を可能とする加温設備を搭載した活魚輸送車両の導入

株式会社水元

この事例のポイント

  • まだ、どこも着手していなかった活魚輸送の方法を新たに確立する必要があった。
  • 活魚車を用いて、佐伯市を出発したトラックが九州の海を巡り魚を仕入れて回る体制をつくった。
  • 関東以北への活魚輸送を実現し、生簀で泳がせたままのトラフグなど活きの良い魚を届けられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社水元
所在地大分県 佐伯市
業種飲食料品卸売業

事業の背景

活魚車による物流事業を営んでいた。関東以北へ生きたまま魚を届ける輸送は、まだどこも着手していなかった分野である。養殖のトラフグなど生きた魚を扱う業務で、魚の状態を保ったまま運ぶことが求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信まだ、どこも着手していなかった活魚輸送の方法を新たに確立する必要があった。

やったこと

活魚車を用いて、佐伯市を出発したトラックが九州の海を巡り魚を仕入れて回る体制をつくった。仕入れた魚は生簀で泳がせたまま、魚の状態を観察しながら関東以北まで輸送する。魚を弱らせないよう、輸送中の環境を整えて活きの良さを保つ。

新しい製品・サービス:関東以北への活魚輸送を実現する活魚輸送サービス。

事業の効果

関東以北への活魚輸送を実現し、生簀で泳がせたままのトラフグなど活きの良い魚を届けられるようになった。九州の海で仕入れた魚を鮮度を保って運ぶことで、取引の幅が広がったとされる。自社経営の飲食店でも海の幸を提供している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.6 / 514観点のうち10観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    新しさ・高付加価値養殖トラフグの活魚輸送を関東以北へ実現した点は、同分野で先行者がいない高付加価値の取組として読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    これまでの取組との一貫性自社の生簀や自社経営の飲食店に触れるが、事業の一貫性や経営戦略上の位置付けは文章から読み取れない。
経営戦略との整合性2.3
  • これまでの取組との一貫性2

    自社の生簀や自社経営の飲食店に触れるが、事業の一貫性や経営戦略上の位置付けは文章から読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    「まだ、どこも着手していなかった」と先行事例のない活魚輸送に取り組む点で、競争上の独自性がうかがえる。

  • 課題の認識と解決2

    鮮度を保つ必要性に触れているが、現状の課題と解決の計画の関係は示されていない。

事業の実現可能性2.5
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制2

    代表取締役社長の存在に触れるのみで、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    佐伯市から関東以北まで活魚を輸送し、生簀で育てた健康的なトラフグを届ける顧客への価値が整理されている。

  • 事業化までの道筋2

    トラックで九州の海を巡り仕入れ、活きを保って輸送する流れは示されるが、スケジュールや課題解決の方法は不明。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    養殖トラフグの活魚輸送を関東以北へ実現した点は、同分野で先行者がいない高付加価値の取組として読み取れる。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    佐伯市や九州の地域に触れるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は示されていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    大分県佐伯市の海の幸を活かし、九州の海から仕入れた魚を全国へ届ける地域資源を活用した事業である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。