ものづくり補助金平成28年度製造業宮崎県

最新鋭画像寸法測定器導入によるリードタイムの効率化の実現及び販路拡大

株式会社清水製作所宮崎

成果測定時間 360秒→4秒

この事例のポイント

  • 測定工程を人手と複数の測定器で行っており、検査に時間がかかっていた。
  • 最新鋭の画像寸法測定器を導入し、人手で行っていた測定工程を自動化した。
  • 測定時間 360秒→4秒。測定時間が大きく短縮され、測定中の機械停止が減って稼働率が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社清水製作所宮崎
所在地宮崎県 都城市
業種金属製品製造業
技術分野測定計測
従業員数25人
資本金1,000万円
設立2003年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能測定工程を人手と複数の測定器で行っており、検査に時間がかかっていた。
  • 生産能力測定中に機械が停止し、機械の稼働率が上がらず、従業員の残業が増えていた。

やったこと

最新鋭の画像寸法測定器を導入し、人手で行っていた測定工程を自動化した。対応するプログラムを呼び出して製品を置くだけで測定でき、長さ、外形、内径、高さなどを瞬時に測定する。誰が扱っても同じ測定結果になる。

事業の効果

  • 測定時間 360秒→4秒

測定時間が大きく短縮され、測定中の機械停止が減って稼働率が向上した。検査時間と機械の停滞時間が縮まり、生産力と納期対応力が上がった。従業員の残業も減らすことができた。測定結果も作業者によらず安定するようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.9 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性建機の電動化で油圧継手の需要が減る外部環境を踏まえ、ロウ付けの強みでシェアを守る考えが明示されている。
  • 4
    課題の認識と解決測定時間を6分強から4秒に短縮し残業削減につなげるなど、課題に対する具体的な解決策と成果が示されている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標生産力向上や残業減には触れているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性を判断しにくい。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性3

    フュージョン溶着は失敗を重ねて確立した自社技術で、今後もその展開に注力する方針が示され、過去の取組との一貫性がある。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    建機の電動化で油圧継手の需要が減る外部環境を踏まえ、ロウ付けの強みでシェアを守る考えが明示されている。

  • 課題の認識と解決4

    測定時間を6分強から4秒に短縮し残業削減につなげるなど、課題に対する具体的な解決策と成果が示されている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産力向上や残業減には触れているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性を判断しにくい。

  • 事業を進める体制2

    従業員25名の規模は示されているが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高圧ホース継手の製造という製品と、誰が扱っても同じ測定結果になる点、油圧継手の需要が強みとして示されている。

  • 事業化までの道筋3

    建機の電動化による需要変化を見据え、フュージョン溶着を活かした展開へ力を入れる中長期の方向性が示されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    フュージョン溶着は自社で失敗を重ねて確立した独自の接合技術で、同分野での差別化の材料になっている。

公的補助の必要性2.7
  • 波及効果・雇用2

    残業削減や従業員の負担軽減に触れているが、地域への経済波及や新たな雇用創出についての記述は薄い。

  • 費用対効果3

    測定時間が6分強から4秒に短縮され、稼働率向上の効果が数字で示されているが、補助金額に対する費用対効果は不明。

  • イノベーションへの貢献3

    画像寸法測定器やプログラム呼び出しによる測定自動化など先端的な設備の導入が示されているが、地域やサプライチェーンへの貢献は触れられていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出3

    建機の電動化で縮小する油圧継手分野から、フュージョン溶着を活かした展開へ軸足を移す構造転換の方向性が示されている。

  • 地域経済への波及ー

    公開情報では判断できません。

今後の展望

建機の電動化が進み、油圧継手の需要は減っていく見通し。ロウ付けの強みを活かしてシェアを確保しつつ、フュージョン溶着を活かした展開に力を入れる。

事業者の声

うちに限って言えば、 失敗した経験をいかに活かせるか。 そこが楽しいところだと思います。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

MRI用超電導マグネット監視装置の生産体制強化

制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。

効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。