ものづくり補助金平成24年度富山県

射出成形金型製造における、短納期化・トータルサービスの向上

株式会社三幸

成果寸法調整の回数 2回→1回

この事例のポイント

  • 取引先の多くが遠方となり、輸送や出張の時間とコストが増えて工期短縮とコスト削減のネックになっていた。
  • 平成24年度の補助金事業で射出成形機を導入し、金型の成形トライを自社工場で行える体制を整えた。
  • 寸法調整の回数 2回→1回。社内で成形トライができるようになり、寸法調整はほぼ社内で完結した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社三幸
所在地富山県 高岡市
業種金属製品製造業
技術分野金型
従業員数25人
資本金1,600万円
設立1967年

事業の背景

当社は昭和42年に創業し、プラスチック成形用金型の設計・製作を手掛けてきた。取引先は地元高岡が中心だったが、流通網やIT技術の発達により遠方の仕事が増え、全国へ拡大した。現在は新規金型のうち県内が約60%、県外取引が約40%を占める。金型の初回完成から合格までに1〜3カ月を要し、寸法調整は2〜6回程度行うケースが多い。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算取引先の多くが遠方となり、輸送や出張の時間とコストが増えて工期短縮とコスト削減のネックになっていた。
  • 納期・工程金型の寸法調整は2〜6回に及ぶことが多く、取引先で成形トライを行っていたため、量産立ち上げまでに5回の輸送が必要だった。

やったこと

平成24年度の補助金事業で射出成形機を導入し、金型の成形トライを自社工場で行える体制を整えた。導入後はメーカーの技術指導員の指導のもと操作技術の習得に取り組み、社内に保管していた様々な廃型を用いてテスト成形加工を繰り返した。その結果、ヒケやソリなどの変形を抑え、市場に十分出せる成形品を製作できるようになった。多種多様なプラスチック原料を用いて試作成形を行い、樹脂の特性を把握して冷却方法の改良やガス抜き法の研究にも努めている。さらに寸法調整の精度を向上させるため、様々な製品形状に対応できる三次元測定器も独自に導入した。

加工機射出成形機
検査測定三次元測定器

事業の効果

  • 寸法調整の回数 2回→1回
  • 輸送回数 5回→1回
  • リードタイムは約40%短縮できた。

社内で成形トライができるようになり、寸法調整はほぼ社内で完結した。輸送は5回から1回に減り、リードタイムは約40%短縮された。取引先での調整はほぼ最終段階のみとなり、量産までの工期が短縮できた。最小限の調整で高い完成度の製品を提供でき、設計から成形トライまでの一貫体制も構築された。

今後の展望

中部圏や関東圏・関西圏のプラスチック成形メーカーをターゲットに受注拡大を図り、さまざまな分野のプラスチック射出成形用金型市場でのシェア拡大を目指したい。

事業者の声

「高耐久・高精度・高品質」

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。