価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社吉田鉄工所
成果不良率 0.5%→0%
| 事業者名 | 株式会社吉田鉄工所 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 前橋市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 170人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1945年 |
当社は自動車駆動系部品の一つであるサイドギヤ(LSD内部品)を加工している。好業績を続ける国内メーカーの増産計画を受けていた。自動車駆動系部品は高い技術力を必要とするため海外生産は容易ではないが、わが国製造業の海外移転が進む中で、生産品の一部が海外生産されることが危惧されていた。LSDは世界的な普及が見込まれるEVや燃料電池車にも欠かせない部品である。
抱えていた課題
やったこと
既存の研削工程のボトルネックを解消するため、円筒研削盤を新たに導入して生産能力を増強した。前橋工科大学の下田祐紀夫教授の指導を受け、工程内の加工最適化と品質向上に取り組んだ。自動クランプ方式を導入して加工時間を短縮した。前工程による製品の振れと熱処理変形を考慮し、加工寸法の最適条件を決定した。検査工程のインライン化にも取り組んだ。
円筒研削盤の増設と自動クランプ方式の導入により加工時間が短縮され、生産効率が50%向上した。多品種少量生産への対応力が上がり、増産の要求にも応えられるようになった。加工条件の最適化など工程改善により製品品質が安定し、量産転用時の不良率低減が見込まれる。加工時間短縮と検査工程のインライン化により製造コストの削減が期待され、価格競争力が強化された。
本補助事業で手掛けた製品は、今後5年間で約1.5倍の受注増加が見込まれる。今回の成果を活用して国内製造業の空洞化を防ぎ、海外との価格競争に打ち勝つ事業に力を注ぐ考えである。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
これまで廃棄していた砂を回収し、今回導入した再生装置で砂のまわりと表面を綺麗にして再利用できるようにした。