ものづくり補助金平成29年度製造業北海道

一粒の種から生まれた商品づくり~農業と福祉で美幌町のおもてなし~

合同会社びほろ笑顔プロジェクト

成果設備導入により工程が機械化・内製化され、リードタイムが短くなった。

この事例のポイント

  • 新たに町おこしで育てたトマトをケチャップなどに加工する工程が、洗浄・加熱・充填・殺菌で機械化・内製化されておらず、加工が間に合わず廃棄するなどのロスが出ていた。
  • 補助事業では、トマトをケチャップなどに加工するための設備を導入した。
  • 設備導入により工程が機械化・内製化され、リードタイムが短くなった。洗浄・加熱・充填・殺菌の工程が機械化・内製化されたことで、リードタイムが短くなり、加工が間に合わず廃棄するロスもなくな…

事業者のプロフィール

事業者名合同会社びほろ笑顔プロジェクト
所在地北海道 美幌町
業種食料品製造業
技術分野製造環境,製造環境
資本金169万円
設立2012年

事業の背景

合同会社びほろ笑顔プロジェクトは、2012年に美幌ブランド開発検討委員会の有志が設立した。美幌産豚肉を活用した特産品づくりやイベント出店で美幌町のPRと活性化を目指してきた。美幌高校の豚を使った豚醤が成功した後、次の素材として加熱用トマトに取り組み、知的障がい者授産施設と協力して作付けから収穫までを行い、すべて買い取っている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力新たに町おこしで育てたトマトをケチャップなどに加工する工程が、洗浄・加熱・充填・殺菌で機械化・内製化されておらず、加工が間に合わず廃棄するなどのロスが出ていた。

やったこと

補助事業では、トマトをケチャップなどに加工するための設備を導入した。導入設備は回転式蒸発釜、蒸気ボイラー、スチームコンベクションである。洗浄、加熱、充填、殺菌の工程を機械化・内製化した。

新しい製品・サービス:美幌トマトを使ったケチャップ、ミートソース、ポン酢、パスタなどの加工品

事業の効果

  • 設備導入により工程が機械化・内製化され、リードタイムが短くなった。

洗浄・加熱・充填・殺菌の工程が機械化・内製化されたことで、リードタイムが短くなり、加工が間に合わず廃棄するロスもなくなった。トマト加工品は近隣のスーパーや道の駅にも販路が広がり、贈答用にも購入されるなど人気が高まっている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.7 / 514観点のうち11観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    地域経済への波及美幌産トマトと美幌豚を活用し、地域の特産品として販路を広げ、町の活性化につなげている点が具体的に書かれている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    強み・弱みを踏まえた優位性地元スーパーや道の駅への販路拡大と贈答需要に触れているが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
経営戦略との整合性2.3
  • これまでの取組との一貫性3

    2009年発足の町おこし検討委員会から始まり、豚肉活用の特産品づくりを続けてきた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    地元スーパーや道の駅への販路拡大と贈答需要に触れているが、市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    リードタイム短縮や加工が間に合わず廃棄するロスの解消に触れているが、課題の認識と高付加価値化の計画は具体的に書かれていない。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制3

    知的障がい者授産施設との連携や美幌高校との協働は書かれているが、事務処理能力や人材体制の具体的記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    ケチャップ・ミートソース・パスタ等の製品や地域資源認定、ときめき調味料選手権の受賞は書かれているが、顧客ターゲットの整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    設備導入後の工程機械化は書かれているが、中長期の検証、スケジュール、課題解決の方法は記載されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    地元トマトを用いた加熱用トマト加工品で、ペースト練り込みパスタなど独自性はうかがえるが、高付加価値化・高価格化の数値根拠はない。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用3

    地域資源認定や町おこし、福祉との協力など地域波及は書かれているが、雇用や需要創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献2

    福祉施設との協力や給食還元など地域を巻き込む取組はあるが、デジタル技術や新しいビジネスモデルの記述はない。

政策面4.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及4

    美幌産トマトと美幌豚を活用し、地域の特産品として販路を広げ、町の活性化につなげている点が具体的に書かれている。

今後の展望

今後はトマト加工品のさらなる人気商品の開発を目指し、美幌高校とのアイスクリームプロジェクトなどを進める計画である。

事業者の声

トマトで笑顔を広げる町として、商品購入だけでなく、この取り組み自体を見に来てもらえるようにしていきたい。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。