多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社佐々木製作所
| 事業者名 | 株式会社佐々木製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 五條市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1949年 |
当社は日本でも数少ない特殊切削工具だけを製造する企業で、小ロット・一品一様の製品づくりを専門としている。最先端機器の導入と熟練技術の融合により高品質な切削工具を製造している。現在の生産プロセスを見直し、既存の五軸マシニングセンターを無人化運用することを事業の主眼とした。
抱えていた課題
やったこと
ネットワークを介して各五軸マシニングセンターに加工指示できるLAN環境を構築した。各五軸マシニングセンターの加工条件を検証する五軸シミュレーションソフトを導入し、切削工具設計用CADデータから各機械へ加工データをダウンロードするまでの一連のプロセスを実現した。工具寿命の管理は、切削音・振動に基づく熟練作業者の判断をデータ化して管理できるようにし、無人の連続運転を可能にした。設計は既存CADシステムで運用しながら、3次元CADの技能習熟も進めている。
| 加工機 | 五軸マシニングセンター |
|---|---|
| ソフト | 五軸シミュレーションソフト |
| その他 | ネットワークサーバー・DNC環境(LAN) |
五軸マシニングセンターの無人化により夜間無人運転が可能となり、生産性が向上した。短納期化とコストダウンを実現し、リピート品の更なる短納期化にもつながった。加工データのネットワーク転送により信頼性の問題も解消された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
独自のCAD/CAMと五軸MCによる一貫生産を専門に行ってきたことは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
小ロット一品一様の特殊切削工具に特化し、大手メーカー等からの取引実績があると書かれているが、市場動向との関係は示されていない。
既存五軸MCの一元管理が不十分という課題を明示し、ネットワーク化による夜間無人化で生産性向上と短納期化を図る計画が読み取れる。
生産性向上や短納期化、コストダウンは書かれているが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
従業員18名や熟練作業者の判断データ化など体制の一部は読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力の詳細は書かれていない。
低価格・短納期で小回りがきく点と大手メーカーからの取引実績は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは整理されていない。
課題と施策の対応表があり、既存CADでの運用や工具寿命の管理方法は示されているが、スケジュールの記載は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
特殊切削工具の小ロット・一品一様生産という専門性は書かれているが、高価格化や分野の希少性を示す数値はない。
海外進出や空洞化への対応が書かれているものの、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は示されていない。
売上目標は事業開始から5年で160%とあるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
独自CAD/CAM・五軸シミュレーション・DNCによる加工データのネットワーク転送という、デジタル技術を活用した工程連携が具体的に読み取れる。
海外企業の開拓や国内技術者育成などが書かれているが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
奈良県五條市の立地と奈良協同組合への所属はあるが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は限定的。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後、国内市場は空洞化が進み減少傾向になると推測されるため、海外企業を開拓して受注拡大を目指す。国内で設計・CAMソフトの技術者を育成し、製作を海外で行うことも検討している。海外進出の橋頭堡として新たに機器装置の導入も予定している。売上目標は事業開始から5年間で160%。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分