ものづくり補助金平成29年度製造業千葉県

マシニングセンタ導入とエアフィーダー生産工程の効率化による一貫生産体制の構築

株式会社福島精工

この事例のポイント

  • フィーダーの生産時間が長く、生産時間の短縮が求められていた。
  • 最新の横型マシニングセンタを導入し、テスト稼働を含めて導入作業を計画通り実施した。
  • 導入した横型マシニングセンタによる試作で、従来機と比べて加工時間が短縮され、生産性の向上を確認した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社福島精工
所在地千葉県 佐倉市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数5人
資本金1,000万円
設立1984年

事業の背景

当社は「技術と共に生きる」を企業理念とし、納期厳守・高品質・高精度の加工や新規製品の提案・開発・試作に取り組んでいる。主力製品はフィーダーで、事業の収益性向上を図ることを目的に本事業に取り組んだ。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力フィーダーの生産時間が長く、生産時間の短縮が求められていた。
  • 品質・精度加工精度を高める必要があった。
  • 生産能力一括受注体制を構築できておらず、顧客の要望に応えることが課題であった。

やったこと

最新の横型マシニングセンタを導入し、テスト稼働を含めて導入作業を計画通り実施した。本事業の目的に有効と判断した精度の高い切削が行える機種を選んだ。当社の知見と熟練工の作業経験を踏まえたノウハウで、品質と生産効率のバランスの取れた試作プログラムを作成し導入した。当該マシニングセンタに合わせたオリジナル試作治具を製作し、生産効率をさらに高めた。導入設備で試作生産を行い、生産性と表面仕上げ加工精度について従来機と比較評価を実施した。

加工機最新の横型マシニングセンタ
ソフト試作プログラム
その他オリジナル試作治具

事業の効果

導入した横型マシニングセンタによる試作で、従来機と比べて加工時間が短縮され、生産性の向上を確認した。表面仕上げ加工精度も従来機との比較で良好な結果を得た。これによりフィーダーの生産工程が効率化され、一括受注体制を構築することができた。また当社として新たな強みを加えることができた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    「技術と共に生きる」企業理念と従来からの高精度加工・試作の取組が書かれ、フィーダー生産の強化として一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    新たな強みを付加したとあるが、市場動向や競合に対する自社の優位性の根拠は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    生産時間の短縮と加工精度向上を課題とし、横型マシニングセンタ導入で一括受注体制を構築したと課題と施策が対応している。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    生産性の向上や表面仕上げ精度の良好な結果は確認されたが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    若手社員中心の資料作成や熟練工のノウハウ活用、導入作業の計画通り実施が書かれているが、人員数や体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    顧客の要望に応えるという記載はあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けに関する具体的記述はない。

  • 事業化までの道筋3

    導入、試作プログラム作成、従来機との比較評価という手順は書かれているが、スケジュールや中長期の課題検証は具体的でない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    最新の横型マシニングセンタを導入したと書かれるが、同分野での高付加価値化・高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    生産時間短縮は述べられているが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面20%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

生産体制と一括受注体制をさらに強化して受注を拡大し、収益性の向上を図っていく。また技術を守り伝える人材の育成も進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。