新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
有限会社得能製畳工業
| 事業者名 | 有限会社得能製畳工業 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 石川県河北郡津幡町 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1992年 |
ライフスタイルの洋風化により、若年層は中高年層に比べて畳の保有意識が低く、将来の需要に影響すると予測されている。そのため若年層も含めた需要喚起が必要となり、従来の国産畳表に加えてスウェードなど新素材を用いた多用途薄型置き畳の開発・提供に取り組むこととなった。主要取引先は住宅建築業者である。
抱えていた課題
やったこと
従来の縫着方式に加え、縫着不要な熱圧着方式を導入するため、畳用圧着製造装置ホットプレス機と畳表折曲機(スライダー)を導入した。熱圧着方式により製造工程の框縫着や返し縫着がなくなり、一畳あたりのリードタイムを13分間短縮した。畳床を薄型化することでコスト削減を図るとともに、経年劣化によるホッチキス針の飛び出しリスクをなくし、安心・安全な製品を提供できるようにした。また「5日で5,000枚の約束」として、災害時に全国の畳店から避難所へ新しい畳を無料で届けるプロジェクトの活動を、自社ホームページおよびSNSで広く発信し、若年層を中心とした取り組みを図った。
| 加工機 | 畳用圧着製造装置ホットプレス機 |
|---|---|
| 加工機 | 畳表折曲機(スライダー) |
新しい製品・サービス:多用途薄型置き畳(半畳の単品販売、および半畳4枚1セットの製造販売)
熱圧着方式の導入により、高品質かつ低価格な多用途薄型置き畳の量産が可能となった。一畳あたり13分間のリードタイム短縮により生産性が向上し、畳床の薄型化によりコストも削減された。経年劣化によるホッチキス針の飛び出しもなくなり、安心・安全な製品を提供できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の縫着方式から熱圧着方式へ移行し、多用途薄型置き畳を開発した点は読めるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
若年層の畳離れや洋風化という外部環境への対応は読み取れるが、自社の強み・弱みや競争優位性の記述は薄い。
エンドユーザーへの販売が伸び悩み目標売上未達という課題を示し、新素材バリエーションとHP刷新で対応する方針が具体的に読み取れる。
一畳あたりのリードタイム13分短縮という数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員4人の体制は分かるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力について記述がうかがえるにとどまる。
薄型置き畳の用途、フローリングにも敷き込める特徴、住宅建築業者との販売実績など顧客と製品の価値が具体的に読み取れる。
今後の方針として新素材追加やHP刷新は示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細はうかがえるにとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
国産イ草の薄型置き畳で、縫着不要な熱圧着方式による高品質かつ低価格な量産化を実現した点が具体的に読み取れる。
若年層の需要喚起や畳文化の維持といった課題は示されるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は読み取れない。
リードタイム13分短縮と畳床の薄型化によるコスト削減が示されるが、補助金額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
ホットプレス機による熱圧着は新技術と書かれるが、デジタル技術や新ビジネスモデルでのサプライチェーン貢献はうかがえるにとどまる。
洋風化による市場環境の変化に対応する取組とされ、日本経済の構造転換への言及はわずかにうかがえるだけである。
石川県津幡町の地場企業であることは分かるが、地域特性を活かした雇用や地域経済成長への言及はわずかである。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
住宅建築業者を通じた薄型置き畳の販売は堅調だが、エンドユーザーへの販売が伸び悩み目標売上に届いていないため、新素材を用いた多用途置き畳のバリエーションを追加し、自社ホームページを刷新してエンドユーザーを中心に販路を開拓する方針である。
現在のライフスタイルはフロ-リングが多くなってきました。しかし、日本人の私たちにとって畳はくつろげる場所であり足を伸ばせる空間であります。弊社ではフロ-リングにも敷き込める薄畳をこれから力を入れていきたいと考えています。
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
洗瓶機JRS-2400SH型を導入し、蔵で使用する約20種の形状の瓶をすべて洗えるようにした。
効果:瓶詰・計量・検品の必要人数 8人→4人