回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社TANABE
成果平均7日間の納期短縮が実現した。
| 事業者名 | 株式会社TANABE |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 鯖江市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2005年 |
株式会社TANABEは2005年創業で、チタンなどの金属加工を行い、レーザー加工機による精密切削を専門とする。眼鏡部品を中心に機械部品や医療部品、アクセサリー分野の加工を手掛け、鯖江市内で外注扱いの眼鏡部品加工のうち約80%を手掛けるなど高いシェアを誇る。
抱えていた課題
やったこと
マシニングセンタ「S700X1」を導入し、バリ取りや研磨などの追加工を含めた加工領域の拡大に着手した。職人がこれまで手作業で行っていた加工の技術をデータ化し、マシニングセンタで再現できるようにした。あらかじめ設定したプログラミングにより全自動で加工を行い、多工程や多数個の加工もひとつの設定で対応できるようにした。レーザー加工ではできない、より立体的な加工も可能になった。
追加工を内製化したことで外注先の職人の繁忙に左右されず納品できるようになり、平均7日間の納期短縮を実現した。手作業を機械化したことで不良率がほぼ0%になり、品質向上と均質化が進んだ。職人が培ってきた加工技術をデータ化して保存、継承できるようになり、職人不足への対応にも貢献している。加工領域の拡大により、眼鏡以外の機械部品などへの製造分野の拡大も進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
眼鏡部品加工で鯖江市内の外注案件の約80%を手掛けてきた実績があり、チタン加工から機械・医療部品へ広げる方向性がうかがえる。
鯖江圏内で外注レーザー加工の80%強を手掛けるシェアと画像測定器による品質管理が強みとして具体的に示されている。
職人の繁忙により受注を断念する案件が継続発生していた課題を、マシニングセンタ導入による追加工内製化で解決する方針が明確。
平均7日の納期短縮と不良率ほぼ0%という数値が実績として示されており、付加価値向上の裏付けがある。
従業員数7名との記載はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力については具体的な記述がない。
職人が担ってきた追加工をデータ化して再現する点と、取引先から要望があったバリ取り等の受注ニーズが具体的に示されている。
眼鏡以外の製造分野へ加工を広げる今後の方針は示されているが、スケジュールや課題解決の具体的な手順は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
チタン加工技術を機械部品・医療部品・アクセサリーへ応用する点は示されているが、高付加価値化や高価格化の数値は読み取れない。
鯖江の眼鏡産業や県内のものづくりを支える存在になると期待が示されており、地域波及の方向性がうかがえる。
納期短縮や不良率低減の成果は読み取れるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
職人技術のデータ化とプログラミング再現により技術継承に貢献する点がうかがえるが、先端デジタル技術の詳細は乏しい。
公開情報では判断できません。
鯖江の地域産業を支える点や県内ものづくりへの波及が期待として示されており、地域特性を活かした事業であることがうかがえる。
マシニングセンタによる加工作業をより高度化・精緻化させ、様々な種類の加工依頼に対応できる体制を整え、眼鏡以外の機械部品などへの製造分野を拡大していきたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名