自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社藤田鉄工所
成果生産リードタイム 3時間→2時間
| 事業者名 | 株式会社藤田鉄工所 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 掛川市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 資本金 | 4,640万円 |
| 設立 | 1914年 |
株式会社藤田鉄工所は大正3年創業の老舗で、モーターサイクル用、スノーモービル用、船外機用エンジン部品のクランクシャフトとコンロッドを製造し国内外の大手メーカーに納入している。主要取引先のエンジンメーカーではグローバルな競争が激しくなり、品質とコストへの要求が強まっていたため、工程削減や機械化への対応を迫られていた。
抱えていた課題
やったこと
同社は、通常のバリ取り機にターンテーブルとロボットアームを組み合わせた全自動バリ取り機を開発した。バリの程度に合わせて自動で削る仕組みとし、削り過ぎや削り残しを防いだ。この装置を組み込み、コンロッド製造の切削加工工程の自動ラインを完成させた。
| 加工機 | 多関節ロボットを組み込んだ全自動バリ取り機 |
|---|
新しい製品・サービス:多関節ロボットとターンテーブルを組み合わせた全自動バリ取り機
コンロッド製造切削加工工程の自動ラインが完成し、生産リードタイムが大幅に短縮された。年間製造可能本数が増え、作業効率が飛躍的に向上した。仕掛品在庫も大きく減り、省人化により他工程へ人員を振り向けられるようになった。海外のマリン需要増による想定外の特需にも対応でき、生産能力と技術力への信頼が高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大正3年創業でエンジン部品を製造してきた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置づけまでは書かれていない。
海外でのプライベートマリン需要増やエンジンメーカーの品質・コスト要求が書かれ、強みは工作機械・ライン自社開発と読めるが、競争優位の説明は薄い。
生産リードタイムが3~4日から2時間程度へ、年間約88万本から約120万本へ、仕掛品在庫は10分の1以下と数字つきで課題解決が示されている。
年間約88万本から約120万本への増産や1ライン3人から1人への体制変更など具体的数値があるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
自社で工作機械やライン開発・運用を行い高い技術力を持つとあるが、補助事業の実施体制や事務処理能力の記載は薄い。
ボトルネック解消や品質ばらつき抑制は書かれるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は限定的。
全自動バリ取り機の開発と自動ライン完成は書かれるが、中長期の検証やスケジュール、課題解決方法の記述は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
ターンテーブルと多関節ロボットを組み合わせた全自動バリ取り機は独自性がうかがえるが、高付加価値化・高価格化の記述は乏しい。
船外機部品の海外需要増に対応し生産能力を高めたとあるが、地域波及や雇用創出の記述はわずかである。
従来3~4日かかった工程が2時間に短縮、人員を他工程へ振り向けられるとあり効果は読めるが、補助金額対比の費用対効果は書かれていない。
多関節ロボットと全自動化によるライン構築は自動化の取組として読めるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
静岡県掛川市の企業でエンジン部品を製造し国内外に納入するとあり、地域性はうかがえるが、地域経済の牽引までは読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分