回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社孫右ヱ門
成果葉・茎・葉脈の選別時間 60分/kg→10分/kg
| 事業者名 | 株式会社孫右ヱ門 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 城陽市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1790年 |
弊社は1790年創業のお茶農家で、「ほんず製法」による最高級の碾茶荒茶を作っている。近年、国内外の富裕層から高級で美味しい抹茶を求める声が増え、ブレンドしていないシングルエステートの商品を生産農家から直接買いたいというニーズも聞かれるようになった。一方で、生産農家は茶問屋が担う碾茶荒茶から仕上茶への機械設備を持たず、手作業で行っていた。
抱えていた課題
やったこと
第一段階として平成25年度のものづくり補助金で生葉流量計を導入した。第二段階として平成29年度の補助金を活用し、風力選別機と色選別機を導入した。風力選別機により、手作業で1kgあたり1時間かけていた葉や茎、葉脈の選別を1kgあたり10分で高精度に行えるようになった。色彩選別機は高性能なCCDカメラを搭載し、赤色や茶色、黒色の変色した茶葉や、目視では判定が難しい緑色の茶葉の選別も行えるようにした。機械の選定や数値化、微細な調整を繰り返し、茶葉生産から抹茶まで一気通貫のものづくり体制を構築した。
| 検査測定 | 生葉流量計 |
|---|---|
| 加工機 | 風力選別機 |
| 検査測定 | 色彩選別機 |
新しい製品・サービス:シングルエステート抹茶の革新的な生産加工手法と、一気通貫のものづくり体制による高品質な碾茶仕上茶・抹茶。
風力選別機と色彩選別機の導入により、葉や茎、葉脈の選別と色による選別の作業時間が大幅に短縮された。高性能なCCDカメラにより、変色した茶葉や目視で判定が難しい緑色の茶葉も難なく選別でき、高品質で鮮度の高い碾茶仕上茶を短時間で提供できるようになった。これにより、従来の茶道家に加え、カフェやホテル、企業など新しい取引先へシングルエステート抹茶を届けられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2014年以降の生産農家としての取組に加え、25年度の生葉流量計導入に続く第二段階として風力選別機と色選別機を導入し、一気通貫体制を計画している。
茶品評会で農林水産大臣賞を受賞し、ブレンドしない自社農園の高品質茶葉という強みが示されている。ただし市場動向の数値的裏付けは薄い。
手作業で1kgあたり1時間かかった選別を10分に、4人で9時間の色選別を30分にと、課題と改善数値が具体的に示されている。
風力選別は1時間から10分、色選別は9時間から30分と、作業時間の短縮率が数字で示され、高付加価値化の目標も明確である。
従業員3人の小規模体制であることは読み取れるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力については記載がない。
富裕層からの高級抹茶の需要や直販ニーズが示され、カフェや百貨店などの取引先も具体的に挙げられている。
機械の選定や数値化による微調整など遂行方法は書かれているが、スケジュールや中長期の課題検証の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ブレンドしない自社農園のシングルエステート抹茶で、品評会の最高賞受賞など同分野での高水準の高付加価値化が示されている。
京都の茶業界の伝統や文化承継への言及はあるが、雇用創出や波及効果の数字は示されていない。
選別作業の時間が大幅に短縮され、省人化と高品質化の効果が数字で示されており、費用対効果の説明が読み取れる。
CCDカメラを搭載した色選別で目視では難しい緑色茶葉も判定できるとあり、技術活用は読み取れるが業界全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
京都城陽の伝統的な碾茶生産を活かし、高付加価値の抹茶を海外含め新市場へ展開する地域特性を生かした事業である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
短時間で高品質の抹茶を提供できるようになったことを踏まえ、茶道家や新たな取引先に加え、海外の愛好家にも向けて知名度を高め、ブランドを構築していく。企業向けや一般家庭向けの抹茶の健康効果を活かした活動も行っていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。