ものづくり補助金平成29年度製造業岡山県

次世代自動車用モーターの需要拡大に対応するための生産効率化

桜田工業株式会社

成果組み立て機械の精度検査の合格率 20%→80%

この事例のポイント

  • プレス機の部品をMCで高精度に加工できず、加工した部品で機械を組み立てた後に分解して再加工することもしばしばだった。
  • ものづくり補助金を活用し、オークマ製の最新鋭立型マシニングセンター(MC)を導入し、2018年12月に稼働させた。
  • 組み立て機械の精度検査の合格率 20%→80%。新たに導入した立型MCにより、要求される1000分の5ミリメートルの加工精度を実現した。

事業者のプロフィール

事業者名桜田工業株式会社
所在地岡山県 岡山市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数105人
資本金3,000万円
設立1964年

事業の背景

桜田工業は舶用をはじめ大型産業機械部品の機械加工からスタートし、金型や半導体製造装置の部品、自動車や産機のゴム部品へ事業を多角化してきた。精密加工技術を軸に、今回の高精度プレス機械の受注もその技術が評価されたことが大きい。次世代自動車向けの磁石製造用プレス機は2015年から大手磁石メーカーへ納入を始めたが、車両向け磁石の設備需要は直近では足踏み状態にあるという。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度プレス機の部品をMCで高精度に加工できず、加工した部品で機械を組み立てた後に分解して再加工することもしばしばだった。
  • 品質・精度組み立てた機械の精度検査の合格率は20%だった。
  • 納期・工程分解・再加工が必要なためプレス機の納期は95日かかっていた。

やったこと

ものづくり補助金を活用し、オークマ製の最新鋭立型マシニングセンター(MC)を導入し、2018年12月に稼働させた。このMCにより、要求される1000分の5ミリメートル(5ミクロン)の加工精度を実現した。加工精度が出たことで組み立て後の分解・再加工が不要になり、手戻りのない生産体制を整えた。

  • 加工機オークマ製 最新鋭立型マシニングセンター

新しい製品・サービス:次世代自動車用モーターの磁石を成形する高精度サーボプレス機

事業の効果

  • 組み立て機械の精度検査の合格率 20%→80%
  • プレス機の納期 95日→81日

新たに導入した立型MCにより、要求される1000分の5ミリメートルの加工精度を実現した。組み立て後の分解・再加工が不要になったことで、組み立てた機械の精度検査の合格率は20%から80%に向上した。プレス機の納期も95日から81日に短縮し、電動化需要に応える短納期の生産体制が整った。

今後の展望

今後、車の電動化がさらに進めばプレス機への需要がいっそう高まると期待している。車両向け磁石の設備需要は足踏み状態だが、再開の可能性は十分にあるとみている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。