ものづくり補助金平成29年度建設業香川県

香川から発信!フロン回収能力アップに伴う地球温暖化抑止計画

有限会社KAZU空調

成果回収能力 1倍以上→10倍以上

この事例のポイント

  • 以前から所有していたフロンガス回収機は一度に回収できる量が限られていた。
  • 一度に回収できる量が以前の約10倍以上の高性能フロンガス回収機を導入した。
  • 回収能力 1倍以上→10倍以上。回収能力が以前の約10倍以上になり、回収時間が短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社KAZU空調
所在地香川県 高松市
業種設備工事業
従業員数7人
設立1999年

事業の背景

当社は空調工事とともにフロンガスの回収を行っている。業務用空調設備からのフロンガス回収を事業の一つとしていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力以前から所有していたフロンガス回収機は一度に回収できる量が限られていた。
  • 人手・技能ボンベが満タンになると1本約35kg以上になり、2人がかりで階段を上り下りしなければならず、社員の身体負担が大きかった。

やったこと

一度に回収できる量が以前の約10倍以上の高性能フロンガス回収機を導入した。地上にホースをつなぎ回収できるため、ボンベの運搬が不要になった。販売メーカーから、R410a、R407等のHFC、R22等のHCFC、R12等のCFCに対応する「エコセーバーR450」を選定し、4ヶ月後に回収機、ボンベ、発電機が納品された。既存機と操作方法が似ていたため、すぐに稼働できた。

  • その他エコセーバーR450高性能フロンガス回収機発電機ボンベ

事業の効果

  • 回収能力 1倍以上→10倍以上

回収能力が以前の約10倍以上になり、回収時間が短縮された。運搬物を最小化でき、それに伴う人件費を削減できた。これまで受注できなかった大型空調機器や冷蔵機器のフロンガス回収にも対応できるようになり、老人ホームや行政施設から受注した。今後はビルや工場、公共施設などの大型施設からの受注も見込める。社員の身体負担も大幅に軽減された。新たな取引先を開拓し、環境問題へ寄与する体制づくりの第一歩となった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    これまでの取組との一貫性空調工事に加えフロンガス回収を以前から行っており、既存の回収機を更新し回収・再生へ段階的に広げる方針が読み取れる。
  • 4
    課題の認識と解決1本約35kgのボンベを2人で階段運搬する課題を認識し、地上での回収で時間と人件費を削減したと具体的に書かれている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け老人ホームや行政施設から受注し、今後はビルや工場など大型施設も対象とする顧客像が具体的に示されている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標人件費削減とあるが、付加価値額や賃上げに関する目標値や数値は示されていない。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性4

    空調工事に加えフロンガス回収を以前から行っており、既存の回収機を更新し回収・再生へ段階的に広げる方針が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    回収能力が従来の約10倍とされ大型機器にも対応したが、市場動向や競合との比較データは書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    1本約35kgのボンベを2人で階段運搬する課題を認識し、地上での回収で時間と人件費を削減したと具体的に書かれている。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標2

    人件費削減とあるが、付加価値額や賃上げに関する目標値や数値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員7名の体制と、メーカー担当者による操作説明で稼働させた経緯は書かれているが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    老人ホームや行政施設から受注し、今後はビルや工場など大型施設も対象とする顧客像が具体的に示されている。

  • 事業化までの道筋3

    発注から4か月後に納品された経過と、次段階の回収・再生設備の導入予定はあるが、詳細なスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    フロンガス回収の普及度や高付加価値化を示す記述はなく、わずかに新規取引の開拓に触れるのみである。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用3

    温暖化を助長するフロンガスの回収・処理で環境問題に寄与し、香川県のイメージアップにつなげる狙いが書かれている。

  • 費用対効果3

    回収時間短縮と人件費削減に触れているが、投資額に対する効果を示す金額や数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献3

    回収機を同業者へ貸し出し、業界全体の底上げを目指す協働の取組が書かれているが、デジタル技術の活用は見られない。

政策面2.5
  • 成長分野への進出2

    環境分野への取組はうかがえるが、経済社会の構造転換や市場成長分野への進出と結びつける記述は薄い。

  • 地域経済への波及3

    香川県でのフロンガス回収拠点を担い、地域の環境イメージ向上と業界の底上げに寄与する取組が書かれている。

今後の展望

このフロンガス回収機の導入をスタートに、当社自身でフロンガスを回収・再生・破壊できる設備を整えていく予定。環境問題に積極的に取り組み、同業者への貸し出しも行って業界の底上げを目指す。

事業者の声

空調のことならKAZU空調

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。