吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社岡商店
成果1時間当たりの処理能力 1倍→6倍
| 事業者名 | 株式会社岡商店 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は創業56年の海産物の製造及び卸売業で、煮干しを主力に海産物全般を扱っている。仕入れ段階の海産物には海中を漂う木くず、金属・ビニール片、別種魚などの異物が多く含まれるため、除去後に加工して商品化している。
抱えていた課題
やったこと
定量供給フィーダーと電磁振動型異物選別装置を導入し、異物除去から計量までの工程を見直した。これにより1時間当たりの処理能力が6倍になり、従来は手作業で延べ9人を要していた作業が2名で行えるようになった。金属探知機ウェイトチェッカーも導入し、±0.4gの誤差で商品重量をチェックできるようにした。さらに0.3μの小さな鉄や非鉄系の金属異物も感知できるようになった。
| 加工機 | 定量供給フィーダー |
|---|---|
| 検査測定 | 電磁振動型異物選別装置 |
| 検査測定 | 金属探知機ウェイトチェッカー |
新しい製品・サービス:自然の恵みを○ごとシリーズの第4弾「そのまま食べるかつお」
新設備の導入により異物除去能力が飛躍的に向上し、商品の品質と安全性が高まった。処理能力が上がり生産能力もアップし、人員も少なく済むようになった。大手量販店向けの営業もできるようになり、2020年のスーパーマーケットトレードショーに出展して商談機会を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業56年の海産物製造・卸売で煮干し中心の事業を営むと書かれ、異物対策の設備投資は品質向上の延長として読めるが、経営戦略上の位置づけは明記されていない。
「自然の恵みを○ごとシリーズ」の既存ヒットや大手量販店向け営業、アジア販路の開拓が書かれ強みは読めるが、市場動向との対比は薄い。
手作業で延べ9人、従業員6名の目視除去による見逃しリスクという課題が明示され、処理能力6倍・人員2名への効率化で対応したと読める。
1時間当たりの処理能力が6倍、人員延べ9人から2名という数値目標・実績が書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員10名、従業員数や人員配置の記載はあるが、補助事業を遂行する担当体制や事務処理能力の具体的記述は読み取れない。
異物混入防止による品質向上と大手量販店・アジア向け販路の拡大という顧客ターゲットが具体的に書かれ、選ばれる理由も読める。
越境販促やEC拡充、展示会への積極参加など今後の展開は書かれているが、遂行スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
海産物加工の異物除去で同分野の高付加価値化を図る記述は弱く、高水準の高価格化を示す事実は読み取りにくい。
地元雇用による地域貢献や海外向け販路の記述はあるが、波及効果や雇用創出の規模は数字で示されていない。
設備投資により処理能力6倍、人員9人から2名への効率化、誤差±0.4gの精度向上など、投入に対する効果が数字で示されている。
金属探知機や電磁振動型選別装置の導入は書かれるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島市での地元雇用と地域貢献が書かれ、地域特性を活かした事業とは読めるが、地域経済成長への寄与は具体的に示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
アジア圏を中心に越境販促とEC(電子商取引)の拡充に力を入れ、更なる販路拡大を目指している。全国の量販店、ドラッグストア、コンビニ等のバイヤー向け展示会にも積極的に参加し、対面での商談機会を増やす計画である。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件