回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社アルファビジネス
成果出力スピード 80枚/分→120枚/分
| 事業者名 | 株式会社アルファビジネス |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 札幌市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1992年 |
株式会社アルファビジネスは1992年に創業した道内オンデマンド印刷のパイオニアで、チラシや名刺、メニューなど小ロット印刷に注力してきた。オンデマンド印刷は同社売上の約20%を占め、道内シェアではトップクラスの実績がある。ネット印刷の台頭で印刷料金は低価格化が加速し、商品サイクルの短期化により印刷物も小ロット化が進んでいる。食品などのパッケージ市場では差別化と小ロット発注の需要が拡大している。
抱えていた課題
やったこと
会社移転と同時に、主力のオンデマンド印刷を強化するため、富士ゼロックスのハイスペックなオンデマンド印刷機を導入した。新機種は出力速度が従来の80枚/分から120枚/分に向上した。金・銀・メタリックと通常のフルカラーを同時に印刷できるようになり、箔押しに代わる表現が可能になった。製本・裁断・仕上げが自動化され、非効率な残業が大幅に削減された。新機種導入とともに人員配置も試験的に見直し、作業効率が上がった。新機種ではSDGsの考え方にそった用紙が17種類使えるようになった。
| 加工機 | 富士ゼロックスのオンデマンドカラー印刷機(ハイスペック機) |
|---|
新しい製品・サービス:企業用ノベルティ向けのオリジナルマスクホルダーを開発した。ワンタッチでマスクを収納できるコンパクトな製品で、オリジナルデザインで制作できる。
出力スピードが向上し、作業効率が上がって残業時間が大幅に減った。金・銀・メタリックとフルカラーの同時印刷が可能になり、パッケージ印刷で高品質な表現ができるようになった。SDGsに配慮した用紙を17種類使えるようになり、オンデマンド印刷の用途が広がると見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
オンデマンド印刷に注力し売上の約20%を占めるなど過去からの主力事業との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
小ロット需要の拡大という市場動向と、道内オンデマンド印刷シェアトップクラスという自社の強みを踏まえた内容が具体的に読み取れる。
小ロットパッケージ需要に応えられない課題と、金・銀・メタリック印刷の実現による解決方針は読み取れるが、事業計画の具体性は薄い。
出力速度を80枚/分から120枚/分に高める目標と残業削減が示されている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
人員配置を試験的に変えて効率を上げたことはうかがえるが、体制や人材の確保について具体的な記載は少ない。
小ロットで金・銀・メタリックとフルカラーを同時印刷できる点や、食品パッケージ市場の差別化ニーズなど、製品価値と顧客ニーズが具体的に示されている。
会社移転と同時に機器を導入した経緯はうかがえるが、中長期の検証や遂行スケジュールについては書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
金・銀・メタリックと通常フルカラーの同時印刷を可能にした点が、同分野で高い差別化につながる取組として具体的に読み取れる。
道内オンデマンド印刷の実績や雇用への言及はあるが、国が補助する波及効果や社会的インフラとしての理由は書かれていない。
出力速度の向上や残業の大幅削減など生産性向上は示されているが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
SDGsに沿った用紙17種類への対応がうかがえるが、先端デジタル技術の活用による地域・サプライチェーンへの貢献は限定的である。
パッケージ市場など成長が見込まれる分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
北海道内でのオンデマンド印刷のシェアやパイオニアとしての地域での立場は読み取れるが、地域経済への波及効果の記載は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
パッケージに有効な金・銀・メタリックカラーを小ロットでクオリティが秀逸!
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。