回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
徳原工業株式会社
成果生産能力 1倍→2倍
| 事業者名 | 徳原工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 栃木県鹿沼市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 37人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1967年 |
当社は1960年の創業以来、自動車の駆動系部品、建設機械部品、エレベーター部品などの機械加工を手がけてきた。異形材の切削加工を得意とし、非量産品から量産品まで対応している。近年は生産年齢人口の減少や働き方改革の進展、介護・医療分野における労働環境改善などを背景に、ロボット技術が欠かせなくなっており、ロボットに使われるベアリングへの需要が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
既存のNC旋盤加工機と同機種を2台増やして3台体制とし、2人工へ増員した。次に、高機能・高精度の立形マシニングセンタを導入して新たな加工体制を構築した。主軸の回転速度は従前の2倍の6,000回転となり、生産能力はおよそ2倍に向上した。超高硬度の鋼材加工に適しているため高度化ベアリングの製作が可能になり、テーブル面が広く自動工具交換装置が付帯しているため作業効率が向上して0.3人工体制を実現した。また完全密閉タイプで安全装置付きのため、作業員の安全性も高まった。
| 加工機 | 立形マシニングセンタ |
|---|
新しい製品・サービス:高度化ベアリング
マシニングセンタの導入により生産能力と作業効率が向上し、2直・3直体制の残業から2台体制に移行したことで労働環境が改善され、働き方改革にもつながった。高度化ベアリングの量産体制が確立し、短納期への対応と価格競争力の向上も実感している。さらに、最新鋭の機械の導入で社内に活気が生まれ、社員のモチベーションが高まった。設備投資を見たクライアント企業からの評価も得て、新たな取引に結びつくなど手応えを感じている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1960年創業以来、自動車・建設機械・エレベーター部品の機械加工に携わってきたと書かれ、ベアリング製造への展開の流れはうかがえる。
クロスローラベアリングの製造技術を有し、ロボット用ベアリングメーカーからの発注が増加傾向と具体的に書かれている。
ベアリング需要増に生産体制が追いつかず機会喪失の恐れがあるという課題が示され、マシニングセンタ導入で生産能力が約2倍になったと書かれている。
生産能力が約2倍、作業効率向上、0.3人工体制などの効果は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
NC旋盤を2台増やして2人工へ増員したとあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は薄い。
ロボット用ベアリングへのニーズや価格競争力の向上は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は具体性が薄い。
導入後の中長期の課題検証や遂行スケジュールについては記述がほとんど見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
超高硬度の鋼材加工に適し高度化ベアリングの製作が可能になったと書かれ、同分野で高付加価値化を図る取組がうかがえる。
ロボット社会や介護・医療分野への貢献がうかがえるが、経済波及や雇用創出の数値は示されていない。
生産能力が約2倍になったと数字で示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ロボット・介護医療分野への需要拡大に対応する記述があり、成長分野への進出がうかがえる。
栃木県鹿沼市での事業は書かれているが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用牽引の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった