多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
湯浅醤油有限会社
成果菌数が1ml内で200個になることが判明
| 事業者名 | 湯浅醤油有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 有田郡湯浅町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 発酵 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1886年 |
湯浅町は醤油発祥の地として知られ、同社は明治14年創業の醤油・味噌の製造会社である。醤油だけでも10種類以上の商品を持つ。一般流通している生醤油は大手メーカーのものがほとんどである。
抱えていた課題
やったこと
新型濾過機「サニーフィルター」を導入し、濾過助剤の種類と配合を研究して特別な濾層を形成した。その結果、菌数が1ml内で200個になることが判明し、無菌化の見通しを得た。無菌化により賞味期限を長く設定することも可能と分かった。この機械により生醤油の無菌化に成功し、うま味成分の高い高窒素の商品「しぼりたて生湯浅醤油」が生まれた。
新しい製品・サービス:しぼりたて生湯浅醤油
無菌化により生醤油の通年販売が可能になり、賞味期限も長く設定できるようになった。現在は冬季・数量限定で販売し、ブランドのプレミアム感を高めている。平成29年度は6013本を製造しほぼ完売した。今後は一般流通への展開や、関西・関東の百貨店、海外への販路拡大を検討している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
明治14年の創業以来、醤油や金山寺味噌を製造してきた流れの中で、生醤油の無菌化を今回の計画として位置付けており、一貫性がうかがえる。
大手メーカーが中心の生醤油市場で、フレッシュな味と香り、モンドセレクション金賞2種、海外シェフからの評価を強みとして挙げている。
火入れ不要の生醤油の菌数や、旨味まで除去してしまう従来の欠点を課題として示し、濾過機で菌数200個を実現したと具体的に書かれている。
生産量を年ごとに拡大し売上の増加を見込むとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は数値で示されていない。
従業員12人と資本金300万円は記載されているが、補助事業を担う人員配置や事務体制の具体的な記述は見当たらない。
フレッシュ感と高窒素のうま味を価値として示し、料亭や百貨店など販売先を挙げ、ブランド強化と購買促進の狙いも書かれている。
補助事業終了後5年間の事業化スケジュールがあり、年ごとの生産量と完売実績、一般流通や海外販路の検討が記載されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
生醤油は流通させることが難しいとされ、一般流通は大手メーカーがほとんどという中で、無菌化した高窒素の生醤油を商品化している。
湯浅が日本遺産や重要伝統的建造物群に選定された地域資源に触れているが、波及効果や雇用創出については記載がない。
補助金額や付加価値額の増加は書かれておらず、6013本の製造と完売という販売実績のみがうかがえる。
新型濾過機で無菌化を実現した点はわかるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は記載がない。
ヨーロッパや東南アジアへの販路拡大の構想はあるが、成長分野への進出や日本経済の構造転換との関係は書かれていない。
湯浅の醤油づくりという地域の特性と、日本遺産認定や140年続く醸造の実績を活かした高付加価値商品として位置付けている。
期間限定販売から一般流通へ広げることを検討しており、既存・新規の販売店や料亭、百貨店、ヨーロッパや東南アジアの一部海外へ販路を拡大したいと考えている。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
過熱水蒸気を利用した梅加工設備一式を購入し、製品の試作開発と成分分析を行った。
効果:糖度 7.7%→8.6%
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。