ものづくり補助金平成26年度製造業福井県

高周波解凍装置導入による、新たな解凍手法の確立と缶詰製品の品質向上

福井罐詰株式会社

成果工程数 6工程→5工程

この事例のポイント

  • 冷凍原料の解凍に流水解凍を用いており、大量の水を使ううえ、解凍前に手作業で冷凍原料を崩す必要があった。
  • 食品を内部から解凍する高周波解凍装置を導入した。
  • 工程数 6工程→5工程。高周波解凍装置の導入により、解凍前の手作業が不要となり、解凍時間も短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名福井罐詰株式会社
所在地福井県 小浜市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数65人
資本金1,000万円
設立1943年

事業の背景

福井缶詰は創業以来、主に鯖とカニの和缶詰を製造している。長年、当業界では流水解凍が行われてきたが、作業効率や品質面で課題があった。缶詰業界は生産技術が一定のレベルまで達している中で、さらなる品質と味の向上が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力冷凍原料の解凍に流水解凍を用いており、大量の水を使ううえ、解凍前に手作業で冷凍原料を崩す必要があった。
  • 品質・精度材料の内側と外側で解凍時間にずれが生じ、外側が長く流水にさらされるため旨み成分が流出していた。
  • コスト・採算流水解凍は作業効率が悪く、原料の受け入れから解凍までに多くの工程と人員、時間を要していた。

やったこと

食品を内部から解凍する高周波解凍装置を導入した。包装されたままの状態で解凍でき、鯖であれば10ケース(約200kg)を15分程度で急速解凍できる。設定値をコントロールモニタで入力することで安定した解凍が可能になった。内側から外側へ温めることでムラのない解凍を実現し、旨み成分の流出を抑えた。

事業の効果

  • 工程数 6工程→5工程
  • 所要時間 267分→102分
  • 人員 10人→6人

高周波解凍装置の導入により、解凍前の手作業が不要となり、解凍時間も短縮された。工程数、所要時間、人員が減り、省人化と効率化が実現した。内部からの加熱によって解凍ムラがなくなり、品質と味が向上するとともに、短時間・低温での解凍により雑菌の増殖も抑えられた。排水の下水処理も不要になり、作業環境が清潔に保たれるようになった。今後は海産物や畜産物の缶詰化にも挑戦する。

今後の展望

今後は商品の量産化をはじめ、新たな和缶詰製品の開発に力を注ぐ。海産物や畜産物の商品化にも挑戦する。

事業者の声

お客さまの満足と信頼を得られるように、全社員一丸となって商品造りに取り組み、努力を続けていきたいと思います。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。