新規スピクリスポール酸の生産プロセス改善による競争力強化事業
発酵工程では、「恒温振とう培養器」等の設備一式を導入し、発酵条件(原料、酸素量、温度等)を見出したうえで、その環境を一定に保持できるように…
効果:スピクリの生産量 1倍→1.77倍
株式会社三徳
| 事業者名 | 株式会社三徳 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 長浜市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
長浜で行商から始めた三徳は、旧北国街道を通じて北国の産物を京都や大阪に運んだ近江商人の歴史を持ち、鯖寿司や昆布巻きを主商品としている。鯖寿司は2017年にリブランディングし、2019年にはホームページを立ち上げて販路を広げた。それまで昆布巻きはギフト用の高級品として扱われていた。
抱えていた課題
やったこと
大手スーパーの評価で三徳の昆布巻きが味の一番良い商品に選ばれたことをきっかけに、味の決め手となる工程は人の手で行い、包装工程を自動化する方針とした。自動真空包装機TPV-E4を導入し、賞味期限ロット記号印字、袋詰め、真空包装、検品を1工程で自動包装できるようにした。自動重量はかりに昆布を供給する仕組みも導入した。導入後は印字不良や袋詰め不良が発生したため、原因を突き止めて微調整を行った。
| 加工機 | 自動真空包装機TPV-E4 |
|---|---|
| その他 | 自動重量はかり |
包装工程の生産性は自動真空包装機の導入で約8倍に向上した。当初は現場に反発もあったが、今では現場で働く人の考え方が大きく変わった。新型コロナウイルスの影響で前期の売上は4%程度下がったが、今期は業務用スーパーから1500万円、大手スーパーから1000万円、中部地方卸売業から600万円の受注があり、補助事業によってこれらの受注に対応できている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鯖寿司・昆布巻きを主商品とする近江商人の歴史やブランド化の経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
大手スーパーで味の良い商品に選ばれた事実から、市場要求と自社の味の強みを踏まえた方針が読み取れる。
包装工程が付加価値に結びつかない課題を認識し、自動真空包装機で包装を自動化する具体的な解決策が示されている。
包装工程の生産性が約8倍に向上したと数字で示され、高い効率化効果が読み取れる。付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
導入時に現場の反発や印字・袋詰め不良の微調整があったと書かれるのみで、体制や人材確保の具体的記述は少ない。
大手スーパー向けにリーズナブルな価格とおいしさの両立が必要と整理され、顧客ターゲットと選ばれる理由が読み取れる。
導入後の課題と微調整の記述はあるが、中長期のスケジュールや検証方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鯖寿司のリブランディングや味へのこだわりが書かれるが、同分野での高価格化水準や市場の普及度の数字は示されていない。
地域の過疎化や余呉町の活性化への思いがうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
包装工程の生産性約8倍や受注額1500万・1000万・600万円など、投入に対する効果の数字が示されている。
自動真空包装機の導入は示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明確に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
余呉町の地域特性や自然を活かした取組、ビワマス養殖への参入が書かれ、地域活性化への意図が読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
補助事業のきっかけは、大手スーパーが商品の入れ替えを検討し、味のよい商品を取り入れる方針を打ちだしたことです。その評価の結果、三徳の昆布巻きが味の一番良い商品として選ばれました。
公式の事例集より(原文のまま)
発酵工程では、「恒温振とう培養器」等の設備一式を導入し、発酵条件(原料、酸素量、温度等)を見出したうえで、その環境を一定に保持できるように…
効果:スピクリの生産量 1倍→1.77倍
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分