ものづくり補助金平成30年度サービス業(他に分類されないもの)奈良県

蘇れGT-R!塗装ブース・TIG溶接導入で達成する高精度仕上げによる中古車レストアレーション

株式会社ガレージヨシダ

この事例のポイント

  • 海外を含む需要の拡大で入庫まで3〜4カ月となり、納期の短縮が課題となっていた。
  • 塗装ブースを導入し、塗装工程を自社内に取り込んだ。
  • 塗装工程の内製化により、GT-Rのレストアレーション作業を完全ワンストップで行えるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ガレージヨシダ
所在地奈良県 奈良県吉野郡大淀町
業種自動車整備業
設立2004年

事業の背景

当社は平成16年の創業以来、GT-Rを主軸に中古車のレストアレーションを行ってきた。GT-Rのレストア技術の知名度が上がり、海外での国産スポーツカー人気の急騰も受けて、北米・豪州を中心に海外からの作業依頼が増えていた。その結果、入庫まで3〜4カ月という状況になっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程海外を含む需要の拡大で入庫まで3〜4カ月となり、納期の短縮が課題となっていた。
  • コスト・採算塗装は外部業者に委託していたため、運搬時間を含む作業ロスが発生していた。
  • 集客・繁閑顧客から塗装まで自社で行ってほしいというニーズが高まっていたが、塗装設備がなく対応できていなかった。

やったこと

塗装ブースを導入し、塗装工程を自社内に取り込んだ。あわせて塗装経験者を採用し、塗装から仕上げまでを自社で行える体制を整えた。これにより、GT-Rの作業を完全ワンストップで行える体制を構築した。塗装を内製化したことで、顧客から聞き取ったニーズを直接作業に反映できるようになった。

その他塗装ブース
加工機TIG溶接機

事業の効果

塗装工程の内製化により、GT-Rのレストアレーション作業を完全ワンストップで行えるようになった。以前は塗装のために依頼を控えていた顧客からも支持を得て、発注が増加している。外部委託していた工程を自社で対応できるようになったため、仕上がりまでの期間が1〜2週間程度短縮された。また、顧客の要望を塗装の仕上がりに直接反映できるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成16年創業からGT-Rに特化してきた経緯と、塗装内製化で完全ワンストップ化する方向性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    海外(北米・豪州)からの受注増と、技術力と塗装ブースの融合による発注増が書かれ、強みを活かした競争優位が具体的に読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    入庫まで3〜4カ月の納期課題を認識し、塗装内製化で仕上がりまで1〜2週間短縮できたと具体的な効果が書かれている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、納期短縮の効果のみがうかがえる。

  • 事業を進める体制3

    塗装経験者を採用して内製体制を構築したことは書かれているが、人材や事務処理能力の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    GT-Rに特化した技術、顧客と対面で要望を聞く直結力、北米・豪州からの需要など、顧客と選ばれる理由が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    塗装内製化の手順や完全ワンストップ化の方向性は読み取れるが、中長期のスケジュールや課題解決方法の記述は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    国産スポーツカー、とくにGT-Rの海外人気の急騰に応じたレストアで、同分野の高付加価値化が具体的に読み取れる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    海外からの受注増や国産スポーツカー人気が触れられているが、雇用創出や波及効果の記述はわずかにうかがえる程度。

  • 費用対効果2

    納期短縮と内製化による効果は書かれているが、投入額に対する付加価値額の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    奈良県吉野郡大淀町の拠点と全国・海外からの受注は読み取れるが、地域の経済成長への牽引の記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

手を入れながら車に乗り続けることの楽しさを提案し、10年、20年と現役で走れるクルマ作りを目指す。安全面にも応えることで、より多くのユーザーがGT-Rライフを満喫できるよう支援していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。