ものづくり補助金平成30年度製造業島根県

「漁獲量全国第1位」島根県大田市産のアナゴを活用した新商品開発

有限会社勝部商店

成果1時間で約250キロ、本数にして400〜500本のアナゴを処理できる

この事例のポイント

  • 時化による休漁で魚を入荷できず、都市部スーパーや飲食店の発注に対応できないことがあった。
  • アナゴのぬめり取りを行う小型ウロコ取り機と、中骨取り開き・三枚下ろし機を導入した。
  • 1時間で約250キロ、本数にして400〜500本のアナゴを処理できる。導入した機械により、アナゴの下処理を短時間で行えるようになり、手作業の約10倍の速さで処理できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社勝部商店
所在地島根県 大田市
業種食料品製造業
従業員数11人
資本金300万円
設立1977年

事業の背景

島根県大田市の有限会社勝部商店は、市場で買い付けた鮮魚を広島や岡山などの消費市場や近隣自治体の飲食店に卸しており、干物や南蛮漬けなどの加工品や総菜も手掛けている。売り上げの約7割を鮮魚、3割を加工品が占める。扱う魚は全て地元大田市の小型底引き船で取れたもので、時化による休漁が悩みだった。大口取引先の飲食店が、経営方針の転換によりアナゴの下処理を止めたため、生のアナゴの注文が止まり、年間約1,300万円の売り上げがなくなった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力時化による休漁で魚を入荷できず、都市部スーパーや飲食店の発注に対応できないことがあった。
  • 販路・情報発信大口取引先の飲食店が生のアナゴの注文を止め、年間約1,300万円の売り上げがなくなった。
  • 人手・技能アナゴの下処理を自前で短時間に行う手段がなく、取引を再開してもらえなかった。

やったこと

アナゴのぬめり取りを行う小型ウロコ取り機と、中骨取り開き・三枚下ろし機を導入した。アナゴは高圧水の噴射でぬめりを取った後、中骨取り開き・三枚下ろし機に入れ、わずか数秒で開いた状態にする。スタッフが血合いなどを丁寧に洗浄し、1本ずつ真空パックしてから冷凍庫に保存する。1時間で約250キロ、本数にして400〜500本のアナゴを処理でき、手作業の約10倍の速さになった。安価な時期に大量に仕入れてストックできるようになり、顧客のニーズに柔軟に対応できるようになった。

  • 加工機ウロコ取り機UP-12K中骨取り開き・三枚下ろし機HS9B

新しい製品・サービス:大きすぎて販売しにくいアナゴを蒲焼きにしてご飯に混ぜたおにぎり、およびアナゴの中骨を揚げて調味した「骨せんべい」。

事業の効果

  • 1時間で約250キロ、本数にして400〜500本のアナゴを処理できる
  • 処理速度 1倍→10倍

導入した機械により、アナゴの下処理を短時間で行えるようになり、手作業の約10倍の速さで処理できるようになった。安価な時期に大量仕入れしてストックできるため、顧客ニーズに柔軟に対応できるようになった。新型コロナの影響で飲食店の受注は落ち込み、導入2年目の2020年の売り上げは475万円にとどまったが、新規販売先の開拓を進めている。新商品として、アナゴのおにぎりや骨せんべいも好調に売り出している。

今後の展望

新規販売先の開拓に力を入れ、感染状況が落ち着き次第、東京や大阪などの都市部にも営業に出る予定。

事業者の声

アナゴの下処理を弊社が行うことで、顧客に取引を再開してもらおうという狙いでした

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。