ものづくり補助金平成30年度製造業島根県

生産設備の導入による生産性の向上と販路開拓

有限会社みずほ食品

成果総作業時間が約3時間短縮できた

この事例のポイント

  • 周辺の豆腐店が廃業して需要が集中したため、製造を効率化する必要があった。
  • 製造の効率化を目指し、新たな豆乳搾り機(エコノマイスター)を導入した。
  • 総作業時間が約3時間短縮できた。新しい豆乳搾り機の導入により、搾りやメンテナンスの効率が上がり、総作業時間が約3時間短縮できた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社みずほ食品
所在地島根県 邑南町
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数4人
資本金5,000万円
設立1991年

事業の背景

大正時代から豆腐を作り続ける有限会社みずほ食品は、良質な瑞穂の水と昔ながらの製法で豆腐を製造している。周辺地域では豆腐店の廃業が相次ぎ、4軒あったものが1軒になり、需要が集中した。一方で高齢化や採算悪化により、製造を効率化すればさらに需要を拡大できる可能性も高まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力周辺の豆腐店が廃業して需要が集中したため、製造を効率化する必要があった。
  • 人手・技能機械が古く、搾りや使用後のメンテナンスに2〜3時間かかり、早朝の作業が長引いていた。
  • 納期・工程豆腐の完成が午前中いっぱいまでかかるため、配達を午後からしか行えなかった。

やったこと

製造の効率化を目指し、新たな豆乳搾り機(エコノマイスター)を導入した。おからの水分率を70%前後まで下げる高効率の搾りが可能になり、歩留まりが大幅に向上した。目詰まりしにくい設計で連続運転ができ、搾りや使用後の洗浄などのメンテナンスも容易になった。

加工機エコノマイスター(豆乳搾り機)

新しい製品・サービス:水を使わず豆乳と小麦粉で作る豆乳入りドーナツ、おからや豆乳の風味を生かした焼きドーナツ

事業の効果

  • 総作業時間が約3時間短縮できた
  • おからの水分率70%前後の高効率の搾りが可能になった

新しい豆乳搾り機の導入により、搾りやメンテナンスの効率が上がり、総作業時間が約3時間短縮できた。午前中に配達もできるようになり、豆乳入りドーナツの製造にもより時間を割けるようになった。歩留まりも大幅に向上した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    大正時代からの伝承製法や豆乳入りドーナツの新商品展開はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは記載がなく明確ではない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    周辺の豆腐店が4軒から1軒に減り需要が集中したと書かれ、外部環境と強みの関係は読み取れるが、競争優位の説明は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    豆乳搾り機導入で総作業時間が約3時間短縮し、午前中に配達できるようになったと具体的な課題解決が書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    総作業時間の短縮は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されておらず、わずかにうかがえる程度。

  • 事業を進める体制2

    社長が30年前から家業を継いで工場で作業していることはうかがえるが、補助事業の遂行体制は記載がない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    県内産大豆と良質な瑞穂の水を使う製品価値や、遠方からの来店、ふるさと納税返礼品としての人気が書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    新設備導入の効果は書かれているが、遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は記載されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    豆腐の製法は伝承的だが、高水準の高付加価値化や高価格化を図る記述は具体的な数字を伴わず薄い。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地域の豆腐店が減少し需要が集中したとあり、地域の供給維持への言及はあるが、波及効果や雇用創出の記載は乏しい。

  • 費用対効果2

    作業時間の大幅短縮や歩留まり向上が書かれるが、補助金投入額に対する費用対効果の数字は記載されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    中国山地の山間地域で大豆や水を活かした製品を作り、ふるさと納税返礼品として県外に出荷している点が読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

新設備の導入で午前中に配達もできるようになり、ドーナツ製造にもより時間を費やせるようになった。昔ながらの大豆の味を今後も伝えていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。