回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社NSD
| 事業者名 | 株式会社NSD |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 岡山県勝田郡勝央町 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2011年 |
NSDは2011年の設立以来、金属の薄板を切断・開孔・曲げ・溶形する加工を手がけ、加工する薄板はデスクサイドワゴンやスチールラックなど事務機器向けが大半を占め、一部は医療関連からも受注している。1日約200点の部品を加工し、本社工場の社員12人は平均年齢おおよそ30歳の若手が多い。中小の製造業では工場内の装置や設備をネットワークでつなぐ動きが広がっており、岡山県の有効求人倍率は新型コロナウイルス感染拡大前は2倍を超え、製造業に限らず非製造業でも採用が難しい状況が続いていた。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金で2018年に高精度なベンディングマシンを導入した。このマシンはネットワーク機能を備え、社内の生産管理システムや3次元CAD、加工データとつなぐことができ、生産現場のネットワーク化を実現した。生産管理システムに、いつまでに、どの加工を何点加工するかを入力すると、そのデータがベンディングマシンに送られ、指示通りに加工される。さらにどの金型を使い、どのような曲げ加工をしたかを記録し、生産管理システムで状況を把握できるようにした。R形状などの難しい曲げ加工にも対応する。
| 加工機 | ネットワーク機能を持つ高精度なベンディングマシン |
|---|
ネットワーク化した高精度なベンディングマシンの導入により、生産管理システムから加工指示と記録が一元的に行えるようになり、会社全体の生産性が向上した。仕事量は設備導入後も順調に増え、最小限の人員での運営が可能になった。工場に空調設備を導入するなど社員が働きやすい製造現場の環境づくりも進んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2011年設立後、2018年に導入したネットワーク対応曲げ機と、2019年以降の同型機や溶接機の追加から、設備投資の流れは読み取れる。
薄板を複雑な形状に曲げる技術が強みで、R形状など難しい曲げに対応し、1日約200点を加工すると具体的に書かれている。
新規採用の難しさと管理部門の少人数運営という課題を挙げ、ネットワーク化で会社全体の生産性を上げたと述べているが、数値目標はない。
会社全体の生産性向上を目指したとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
社員12人で平均年齢約30歳、2021年に新卒が入社したと書かれており、人材の面は読み取れるが事務処理体制の記載は薄い。
主な顧客は事務機器向けで一部医療関連からも受注し、1日約100件の依頼があると書かれているが、選ばれる理由は述べられていない。
2018年の導入と2019年以降の追加設備は書かれているが、導入後の遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は詳しく書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
特殊な曲げ加工を手がけ、ベンディングマシンを7台保有すると書かれているが、業界内での水準や高価格化の記述はない。
地域の雇用や人手不足への対応は書かれているが、国が補助する理由となる波及効果や新規雇用の数値は示されていない。
生産性が向上したという経営者の評価はあるが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
ネットワーク対応の曲げ機を生産管理システムや3次元CADとつなぎ、加工状況を記録・把握する仕組みが具体的に書かれている。
装置のネットワーク化が中小製造業で広がっている動きに触れており、産業の構造転換にわずかにつながる内容がうかがえる。
岡山県勝央町の本社工場や地域の支援機関との関わりが書かれており、地域の事業基盤の特徴がわずかにうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
若手社員が多く、今後も技術力を高めて成長を目指す。
会社全体の生産性を向上できた
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名