高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
岡山検査有限会社
成果主軸回転数は毎分1万回転と従来機より66%性能が向上
| 事業者名 | 岡山検査有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 美作市 |
| 業種 | 非鉄金属製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,精密加工,機械制御 |
| 従業員数 | 64人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2004年 |
岡山検査は1998年の創業当初は検査を主力としていたが、顧客の要望に応えて業容を広げ、2012年に機械加工専門の工場を新設した。取引先は岡山県のダイカスト工場から近畿地方の商社やメーカーへと広がり、家電や情報機器、自動車部品などを手がけてきた。2020年からのコロナ禍で苦しんだが、医療機器や産業機器など単価の高い仕事を取り込み回復基調にある。
抱えていた課題
やったこと
4軸マシニングセンターに垂直多関節ロボットを組み合わせた機械加工システム(ファナック製)を2019年に導入した。新システムは主軸回転数が毎分1万回転で、従来機より66%性能が向上した。精密機械の部品では規格寸法からのズレを従来機の3分の1以下に低減できた。ロボットによるワークの着脱を行い、24時間の連続運転も可能になった。
規格寸法からのズレが従来機の3分の1以下に減り、精密部品の精度が上がった。主軸回転数は従来機より66%向上し、切削時間は13%、非切削時間は40%短縮した。ロボット導入でワーク着脱ミスによる不良はほぼなくなり、24時間の連続運転も可能になった。品質が安定し、生産量も安定するようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1998年の検査主力から2012年の機械加工参入、2019年の自動化導入へと一貫して加工領域を拡大しており、事業の流れと位置付けが明確。
多品種少量品を率先受注する体制に加え、精密部品で規格ズレを従来機の3分の1以下に低減し、競争優位を示している。
MCの4割が15年超で故障や精度悪化が課題と特定し、切削時間13%短縮・非切削時間40%短縮と課題に対応した成果を示している。
付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、性能向上率などの効果指標のみで、目標値としての実現可能性は判断しにくい。
従業員64人の体制で2019年に導入を完了し、24時間連続運転を実現しており、遂行体制は一定程度確保されている。
医療機器や産業機器など単価の高い新しい仕事を取り込んでおり、顧客ターゲットとニーズに基づく受注が読み取れる。
導入から効果発現までの経緯と、今後の関西メーカーとの協業による金型・治具提供の計画が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
多品種少量の機械加工や単価の高い医療機器部品に取り組んでおり、高付加価値分野への展開が見られる。
岡山県北部は人手不足の地域であり、ロボット活用の余地が大きいとして地域課題への貢献が示されている。
不良の大幅低減や切削・非切削時間の短縮など生産性向上の効果が示されているが、投資額に対する費用対効果の数値は記載がない。
4軸MCと垂直多関節ロボットを組み合わせた自動化システムを中小加工現場で導入し、ワーク着脱の自動化など先進的な取組を示している。
自動化による生産性向上は示されるが、成長分野への進出による構造転換への言及は薄い。
人手不足の岡山県北部でロボット自動化を進め、地域の製造業で雇用と生産性を支える事業であることが読み取れる。
今後は協業関係にある関西のメーカーと協力し、ダイカスト金型や治具まで提供できる体制を構築し、さらなる受注拡大を目指している。岡山県北部は人手不足の地域であり、今後もロボットが活躍する余地は大きいとみられる。
一番よかったのは品質が安定すること。人間みたいに不平不満を言わず、生産量も安定する
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
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