回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社木村海産
成果品質不良等による廃棄処分がほぼなくなった
| 事業者名 | 株式会社木村海産 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 さぬき市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 150人 |
| 設立 | 1984年 |
株式会社木村海産は香川県さぬき市で食品の加工・販売、海産物の輸入・製造・販売などを行っている。釜揚げしらすは軟らかく風味が豊かである一方、水分量のため賞味期限が短く傷みやすい。当社は低温加圧加熱殺菌などの特許技術で品質を保ちながら長期常温保存できる商品を提供している。釜揚げしらすの食感のやわらかさを求める需要が拡大している。
抱えていた課題
やったこと
投入後のしらすの固まりをほぐす部分の機構を改良した新たな計量充填用設備を導入した。テフロン加工、エンボス加工、SUSメッシュを採用し、エンボス加工では凸凹の大きさなどにこだわり、より高精度な計量充填を実現できるようにした。SUSメッシュはステンレス製の網で、固まりをほぐす効果を高める。メーカーの技術者と相談して導入設備の詳細な仕様を決定した。既存設備の改良も検討したが、今後の需要拡大を踏まえて計量充填工程を2系統とし並列で作業し、新設備は水分を多く含む軟らかな釜揚げしらす製造の専用機として運用する方針とした。
| 加工機 | 計量充填用設備(テフロン加工・エンボス加工・SUSメッシュ付き) |
|---|
計量充填工程で材料の付着と滞留が大幅に低減し、身崩れはほとんど起こらなくなった。品質不良等による廃棄処分もほぼなくなった。付着が減ったことで清掃頻度が下がり、1日当たりの生産数量を大きく向上させることができた。作業員は7人から1人で操作できるようになり、人的効率も大幅に上がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
特許技術を用いた低温加圧加熱殺菌の保存性向上という既存の取組を、計量充填設備の新規導入へつなげている流れが読み取れる。
水分の多い釜揚げしらすの需要拡大を踏まえ、既存設備改良ではなく専用機を並列導入する方針が示されており、強みと市場の関係はうかがえる。
身崩れによる廃棄割合の高さという課題を示し、導入設備で品質不良による廃棄がほぼなくなったと成果まで記載されている。
1日当たりの生産数量を大きく向上、作業員7人が1人で作業できるとあるが、具体的な目標値や数値は示されていない。
メーカーの技術者と仕様を詰めて導入したとあり体制の一部はうかがえるが、事務処理能力や人材確保の記載は薄い。
やわらかい釜揚げしらすの需要拡大という顧客ニーズは記載されているが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
メーカーとの仕様決定や並列運用の方針はあるが、中長期のスケジュールや課題解決の段取りは記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
保存性を高めた加熱殺菌のしらすは、同分野で高付加価値を図る取組としてうかがえるが、市場内の位置付けの数値は示されていない。
地域未来牽引企業への選定や香川の地での食文化貢献が書かれ、地域性はわずかにうかがえるが波及効果の記載は薄い。
廃棄がほぼなくなり生産数量が大きく向上したとあるが、補助金投入額に対する費用対効果の記載はない。
特許技術と新設備の組み合わせで食感と保存性を両立する点は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記載は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
香川県さぬき市での地域未来牽引企業としての取組が書かれ、地域での事業性はうかがえるが雇用創出の数値は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
未来の食を守りたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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