ものづくり補助金平成30年度サービス業(他に分類されないもの)宮崎県

木くず粗破砕機の導入によるチップ化ラインの効率化及び生産性の向上

原田建設株式会社

成果1時間あたりの処理量 451kg/時間→817.4kg/時間

この事例のポイント

  • 木くずに付いたボルトやナット、金具類を人手で取り除く選別作業は、長時間の中腰作業となり作業員の足腰への負担が大きかった。
  • 再資源化率をさらに高めるため、粗破砕機を導入してチップの生産力を増強した。
  • 1時間あたりの処理量 451kg/時間→817.4kg/時間。粗破砕機の導入により、搬入された木くずをそのまま投入できるようになり、処理効率が81%向上した。

事業者のプロフィール

事業者名原田建設株式会社
所在地宮崎県
業種廃棄物処理業
技術分野製造環境
従業員数36人
資本金2,000万円
設立1964年

事業の背景

同社は工事を主軸とし、長年にわたり解体工事などで発生する木くずを処理してチップを生産してきた。県内では空き家などの解体工事から木くずが発生しており、再資源化率をさらに高めることが課題となっていた。木くずの選別は人手に頼っており、生産性の向上が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能木くずに付いたボルトやナット、金具類を人手で取り除く選別作業は、長時間の中腰作業となり作業員の足腰への負担が大きかった。
  • 生産能力人力による手選別が必要な工程があり、作業効率と生産性が頭打ちの状態だった。
  • その他木くずに付いた釘などで作業員が怪我をする危険があり、安全性の改善が必要だった。

やったこと

再資源化率をさらに高めるため、粗破砕機を導入してチップの生産力を増強した。搬入された木くずをそのまま投入できるようになり、これまで二人の作業員が行っていた木くずの選別を一人で行えるようになった。手選別の工程が減ったことで、作業員の負担と怪我の危険も抑えられるようになった。

加工機木くず粗破砕機

事業の効果

  • 1時間あたりの処理量 451kg/時間→817.4kg/時間
  • 木くずの選別作業の人数 2人→1人
  • 処理効率が81%向上した

粗破砕機の導入により、搬入された木くずをそのまま投入できるようになり、処理効率が81%向上した。1時間あたりの処理量は451kgから817.4kgに増え、処理能力が大きく上がった。選別作業が一人で行えるようになって労力も削減され、足腰や怪我の負担も軽減された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    長年木くずリサイクルに力を入れてきたとあり、再資源化率を高めるため粗破砕機を導入した点で過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    県内の空き家等解体で木くずが発生する外部環境に触れるが、競争優位性の根拠は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    手選別の負担や釘での怪我という課題を示し、粗破砕機導入で処理量451kgから817.4kgへと課題解決の効果が数字で示されている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    処理効率81%向上や処理量の数値は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    二人の作業員で行っていた選別を一人で行えるようになったとあるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力の記述は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    搬入された木くずをそのまま投入できることを強みとし、選ばれる理由は示されるが顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    チップ事業の進展を加速させる新装置という今後の展望はあるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    木くずリサイクルという分野の普及度や高付加価値化の水準についての記述はわずかにうかがえる程度である。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    県内の空き家等解体から発生する木くずの再資源化に触れ、地域的な意義がうかがえるが、経済波及効果の記述は薄い。

  • 費用対効果3

    処理量が451kgから817.4kgになり労力も削減とあり、費用対効果の一端は読み取れるが投入額との比較はない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    県内の空き家等解体から出る木くずをチップにする地域性はうかがえるが、雇用創出や地域成長への言及はない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

人手ですから生産性も頭打ちの状態でした

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。