新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社末吉精密工業
成果刻印業務のリードタイムが98%以上短縮された。
| 事業者名 | 株式会社末吉精密工業 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 曽於市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
当社はゲージや検査治具の製造メーカーで、検査治具は一品一様で顧客の図面に基づき製造している。リーマンショック後に顧客が内製化するようになり、利益が出にくく不安定な経営になっていた。親会社は創業65年の老舗ゲージ屋で、その技術を受け継いでいる。
抱えていた課題
やったこと
ハイブリッドレーザマーカを導入し、QRコードの印字と刻印作業を行えるようにした。特別な技術を必要としないパソコンでの操作と、自社製作の刻印専用架台による位置合わせの簡易化を図り、刻印専従者以外でも作業できるようにした。旧来の彫刻機や薬品を使う刻印から、レーザマーカによる作業へ完全に移行した。これにより「図面管理サービス」を付加価値として加えた設計製作の販売体制を整えた。
| 加工機 | 3Axisハイブリッドレーザマーカ |
|---|
新しい製品・サービス:QRコードを利用した図面管理サービス
刻印業務のリードタイムが98%以上短縮され、薬品を使わなくなったことで労働衛生の問題も解決した。刻印作業は専従者以外でも従事できるようになり、仕事の標準化を達成した。導入設備を活かして図面管理サービスを付加価値として加えた設計製作の販売を強化し、受注も増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
親会社の老舗ゲージ屋の技術を受け継ぎ、検査治具の製造を主力としてきたことは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
リーマンショック後に顧客が内製化し利益が出にくくなったという外部環境と、職人技術の継承という強みは書かれているが、競争優位の定量的根拠は乏しい。
利益が出にくい状況を課題として認識し、刻印の改善とQRコードの図面管理サービスで設計段階からの受注を目指す計画が具体的に書かれている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、リードタイム98%以上短縮という改善効果がうかがえる程度である。
刻印専従者以外でも作業できるよう標準化したことは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は読み取れない。
QRコードによる図面管理サービスを付加価値として提供し、受注も増えていると具体的に書かれ、顧客への提供価値が整理されている。
今後は自粛していた新市場への営業活動に注力すると書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
刻印業務の付加価値として独自のQRコード図面管理サービスを提供するとあり、同分野での差別化はうかがえるが、高価格化の数値は示されていない。
ものづくり技術の継承や地域の製造業の受注確保といった意義がうかがえるが、波及効果や雇用創出は書かれていない。
刻印工程のリードタイム98%以上短縮や薬品使用の廃止は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
QRコードの図面管理サービスという新しいサービス形態でサプライチェーンの効率化に寄与し得ることがうかがえるが、イノベーションの波及は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島県曽於市の地域で製造業を営み、職人技術を活かして独自技術を目指す点は読み取れるが、地域経済への効果の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
職人の技術と最新設備をハイブリッドさせた独自技術を目指し、図面管理サービスの受注増加を受けて、新型コロナの影響で自粛していた新たな市場への営業活動に注力していく。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。