ものづくり補助金平成24年度島根県

特殊ピンの工程短縮による短納期・低コスト化

秦精工株式会社

成果コアピンの納期 3週間→2週間

この事例のポイント

  • 段付きピンやコアピンを外製しており、外製費、運賃、見込み発注による在庫などの費用が発生していた。
  • 旋盤にミーリング機能を加えた、シチズンミヤノマシナリー製のCNC複合旋盤を導入した。
  • コアピンの納期 3週間→2週間。コアピンの納期は最短3週間から2週間程度に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名秦精工株式会社
所在地島根県 安来市
業種金属製品製造業
技術分野金型
従業員数87人
資本金1,500万円
設立1970年

事業の背景

同社は、アルミ金型に不可欠な押出ピンとコアピンを専門に製造している。形状が複雑で高精度なピンが求められる一方、短納期で単価も安いという厳しい条件がある。段付きピンやコアピンは内製では納期と品質で大きなハンデがあり、外製に頼っていた。競合他社との価格競争が激しく、費用流出を抑えるコスト対策が急務となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算段付きピンやコアピンを外製しており、外製費、運賃、見込み発注による在庫などの費用が発生していた。
  • 生産能力全体で14工程による作業で、年々強まる短納期要求に対応できず、工程間の納期短縮が課題だった。
  • 生産能力コアピンは常に特急対応を求められ、計画生産している押出ピンの生産ラインと一部重複していたため、工程を分離する必要があった。

やったこと

旋盤にミーリング機能を加えた、シチズンミヤノマシナリー製のCNC複合旋盤を導入した。段付きピンでは、表面窒化処理済みのストレートピンへの追加加工と再窒化処理により、現状の生産品と同等の製品が製造できるかを確認した。コアピンでは、粗加工後に行っていた切削工程を全て焼入れ後の加工に変更し、工程の大幅な短縮を図った。焼入れで硬くなった素材を加工するため、刃具メーカーとタイアップして最適な刃具を選択し、加工条件を見つけた。また、新設備により従来加工できなかった長物のサイズにも対応できるようになった。

  • 加工機シチズンミヤノマシナリー製CNC複合旋盤

事業の効果

  • コアピンの納期 3週間→2週間

コアピンの納期は最短3週間から2週間程度に短縮された。外製加工費を大幅に圧縮したことで、20〜30%のコストダウンが実現した。特殊品は同業他社と納期・価格がほぼ同等であり、この4年間は一切クレームがない品質を保っている。納期回答が短くなったことで、カンバン登録とグローバル展開品コードへの登録に至り、受注が増えた。

今後の展望

今後はこのビジネスチャンスを活かし、自動車各社からの受注に結びつけるための社内体制を強化した。今後はこれを拡販につなげていきたい。

事業者の声

本補助金により導入した自動盤により、テスト加工で試行錯誤を重ねた結果、目標とする加工を実現することが出来、当初計画していた工程短縮を実現しました。 今後はこれを拡販につなげていきたいと思います。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。