シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
シグマ株式会社
成果ビーム径をφ60μmまで最小化
| 事業者名 | シグマ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 呉市 |
| 業種 | はん用機械器具 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 200人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1937年 |
当社はレーザー光を利用した非破壊・非接触の検査の自動化・データ管理を強みとし、円筒形状内外壁検査用レーザー傷検査装置を独自開発・製造・販売してきた。レーザーを活用した内壁傷検査装置の生産は、補助事業実施時点では当社のみで、2014年に1社が参入した。顧客からは高精度な検査装置へのニーズがあった。
抱えていた課題
やったこと
事前の共同研究により、複数波長レーザーを使うと欠陥と洗浄痕等で反射光の変化量に差があるとの見通しを得た。光の波長による散乱光量の変化をシミュレーションし、鋳巣と洗浄痕の分離実験で検証して最適なレーザー波長を選定した。3波長レーザーでは判別に課題があったため、紫外レーザー光による散乱(鋳巣)と蛍光(洗浄痕)を用いる検査方法を導出した。実用的な焦点深度(±5mm)を確保できるようビーム径を最小化(φ60μm)し、プローブ上部の限られた空間に収まるコンパクトな光学系を設計した。スピンドルは立上げと回転安定性に優位なサーボモーターで設計・試作し、筐体・コントローラーも設計・試作した。実際のエンジン部品を使ってデータ取得と分析を行い、鋳巣と洗浄痕の分離検出に必要な検査アルゴリズムを検証した。
新しい製品・サービス:紫外線レーザーにより鋳巣と洗浄痕を判別する新傷検査装置「穴ライザーIV(ANALYZER IV)」(2015年6月発売、周辺装置も含めた価格は約1,000万円)
紫外線レーザーにより鋳巣と洗浄痕を判別する新傷検査装置を開発し、微細な欠陥検出と過剰判定抑制を同時に満たした。焦点深度±5mm、ビーム径φ60μmを確保し、疑似鋳巣と周辺の洗浄痕を明確に分離できることを確認した。今後は国内市場に加え、自動車関連の海外工場や他業種からの受注を見込み、次期モデル「穴ライザーV」の開発を進める。年間100台程度の販売を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1947年の指定工場指定、1982年の品質認定取得、円筒形状内外壁検査装置の独自開発・製造・販売実績があり、本取組はその延長線上の次期モデル開発として位置付けられている。
レーザー内壁傷検査装置の生産は2社のみと具体的に示され、自動車関連の海外工場や他業種からの受注を見込むなど、強みを市場機会に結び付けている。
微細な欠陥検出と過剰判定抑制はトレードオフという課題を明示し、複数波長レーザーで解決する方針と、年間100台程度の販売目標を示している。
年間100台程度の販売目標はあるが、付加価値額の目標や賃上げ目標の数値は書かれておらず、実現可能性を判断する材料が乏しい。
産業技術総合研究所、阿波スピンドル株式会社、日本システムデザイン株式会社との協力体制を明記し、従業員200人の企業であることも示されている。
顧客の高精度な検査装置へのニーズ、自動車関連の受注先、製品価格約1,000万円など、製品の価値と顧客ターゲットが具体的に整理されている。
光学系設計、スピンドル設計・試作、筐体設計、実機データ取得など工程は示されているが、各工程の期間や次期モデルの投入時期は記載がなく、スケジュールは読み取りにくい。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
複数波長レーザーによる傷と洗浄痕の分離は従来の単波長検査装置にない方式で、周辺装置込みで約1,000万円の高単価製品として位置付けられている。
潜在市場を含めた大きな市場拡大が期待されると記載があるが、川上・川下への波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は具体的に書かれていない。
公開情報では判断できません。
複数波長レーザーと紫外線による散乱・蛍光の検出、サーボモーターの採用、データ管理を含む自動化など、先端的な技術による検査の高度化が具体的に示されている。
潜在市場の拡大という市場成長への言及はあるが、日本経済の構造転換に資する内容としての記述は乏しく、政策面の位置付けは弱い。
本社所在地は広島県呉市と示されているが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引するという記述は事例中に見当たらない。
国内市場のほか、自動車関連の海外工場、さらに他業種からの受注を見込む。傷検査と同時に内径や表面の加工具合も測定できる次期モデル「穴ライザーV」を開発中で、既存主力機「穴ライザーIV」、新開発の「穴ライザーIIIV」、次期モデルの投入で年間100台程度の販売を目指す。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
坂道や路側などでの車体の傾斜を検出するセンシング機能を開発した。
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年