多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
旭紙管工業株式会社
成果造管速度 1倍→2倍
| 事業者名 | 旭紙管工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 広島市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 粉末治金 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1960年 |
既存の紙管製造機は平成25年当時で35年前に導入したもので老朽化していた。競合企業との競争に生き残るには設備を更新するしか方法がなかった。紙管製造機本体だけでなく原紙掛け台、接着材塗布装置、NC制御装置、パラフィンポット、板厚測定器、紙管切断機など周辺の付帯設備も更新する必要があった。
抱えていた課題
やったこと
NC式3機頭スパイラルマシンおよび付帯設備を導入した。紙管製造機は2機頭から3機頭に変更し、高速回転に対応できるようにした。紙供給速度の管理を自動化し、グルアー工程の接着剤塗布量を安定させた。グルアーはローラー幅を拡大し転写ローラーを追加して、現状より板厚の厚いものの生産を可能にした。エアーアシスト付き原紙掛け台を導入し、重い原紙を人力で持ち上げる作業を廃止するとともに原紙径を大きくして紙継頻度を少なくした。レーザー光による板厚測定器を導入して測定と記録を自動化し、切断機を更新して切断寸法の精度を向上した。
| 加工機 | NC式3機頭スパイラルマシンおよび付帯設備 |
|---|---|
| その他 | エアーアシスト付き原紙掛け台 |
| 検査測定 | レーザー光による板厚測定器 |
| 加工機 | 紙管切断機 |
| その他 | 接着材塗布装置 |
| その他 | NC制御装置 |
3機頭化により造管速度が導入前の2倍になり、生産能力が拡大した。段替時間が半分に短縮され、接着剤の塗布量が安定して紙管強度が改善された。エアーアシスト付き原紙掛け台により重労働が解消され、レーザー式板厚測定器で測定が自動化され不良品混入を防げるようになった。小ロット・短納期や多品種への対応力も高まり、顧客満足度の向上につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存紙管製造機は35年前導入で老朽化し、設備更新しか生き残る方法はないと記載。過去の取組との一貫性は読み取りにくい。
競合企業との闘いに触れ、小口化・短納期・顧客満足の向上を目指すとあるが、市場や自社の強み弱みの分析は具体的に書かれていない。
品質低下・生産性・短納期対応などの課題を挙げ、3機頭化やエアーアシスト原紙掛け台で解決する内容が示されている。
造管速度が導入前の2倍、段替時間が半分に短縮されたと数字で成果が示されている。付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
顧客満足向上、小口化・短納期対応、印刷業や食品製造業などへの供給が書かれるが、ターゲットの裏付けは薄い。
設備更新の内容と導入後の効果は示されるが、スケジュールや中長期の検証内容は記載されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
紙管製造は一般的な分野と思われ、高付加価値化や高価格化を図る記述はほぼ見られない。
地域社会への貢献や地域の方々への供給が触れられる程度で、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
造管速度2倍、段替時間半減など効果は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
レーザー光による板厚測定の自動化など部分的な自動化がうかがえるが、デジタル技術の活用や業界全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
広島市内の沼田工場で地域の印刷業や食品製造業へ紙管を供給すると書かれ、地域との結びつきはうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
顧客の要求品質を満たす製品を安定的に供給し、地域社会に貢献していきたい。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分